レビュー一覧

ハーレのコミカライズというのは、話がパターン化しているのにも関わらず、あれだけの長さの小説をたった120ページ程度に収めるためにかなりの無茶が為されます。どうしても省略や改訂が必要になるのですがそこが上手くいかないとコミックが全然面白くないものになってしまいます。この作家さんは、うまく漫画化する数少ない作家さんの一人だと思います。

作者買いです。う～んヒロイン可哀想だぁ。最後に報われたからいいけど、ヒーローが卑屈すぎる。

ヒーローに魅力を感じないまま終わってしまいました。過去の誤解や恨みがあったとしても、何度も子供の目の前でママの事を罵倒する姿は不愉快としかいいようがない。義母もよい人になったのにヒーローだけがいつまでもウジウジしていて、見ていてイライラしてしまいました。

回りの人に嘘を吹き込まれたとは言え、嫉妬からとは言え、ヒーローは酷いです。ヒロインは、子供の為とは言え、よく絶えたな～と思います。私だったら、心が折れまくってます。友人がナイスフォローでした。

久しぶりにこんなに傲慢でわがままなヒーローに会いました！ヒロインのことを好きなのは言葉の端々に見てとれるんですが、好きな子をいじめる小学生男子みたい！あまのじゃくでひどい言動ばかり。ヒロインはヒロインで、女性のことを自分でヒーローに確かめるでもなくうじうじと。でも、なんだか甘酸っぱい気持ちになって楽しめましたよ。性格は難ありですが、黒髪のヒーローがセクシーでした！

とても素敵でした。よくあるハーレクインと違って、ヒーローとヒロインの再会の時には、意地悪な人がすでに改心している珍しいパターン。ヒーローのうじうじさにはちょっとイライラしますが。

（原作者の）ペニー・ジョーダン・ワールド全開の話です(笑)。　互いの気持ちがすれ違ったまま別れたヒーローとヒロインが、再会するところから話が展開してゆきます。ラストはヒーローがヒロインに真摯に謝り、再び愛情を通わせあうハッピーエンドです。が、その間の、ヒーローのヒロインに対する辛辣さ（むろん嫉妬心から）に耐えられる読者さんでないと、星の評価は下がる一方でしょう。好みが分かれる話ですが、七星さんのファンということもあり、私は好きな作品です。

ヒーローがあまりにも嫉妬深い上に、ヒロインの言葉に全く耳をかさないので、ちょっとイライラしました。そんな彼に愛想つかしてもいいだろうに、暴言吐かれてもヒーローを愛し続けるヒロインが、可哀想でした。二人の為にわざと憎まれ役になる脇役の男性は、性格がヒーローと対照的で良かったです。彼にも素敵なロマンスが、あったらいいのにな、と思いました(笑)

ヒーローの事故は本当に大変だったと思うので、そこだけは同情します。HQ には多くの毒親がいて大抵の場合、改心も反省もなくナァナァになっていく(コミカライズの場合)　それに比べこの義母は過去の己を傲慢だったと言える程には悔いているので、個人的には義母と子供に☆。しかしこの夫婦子供がいなかったら復縁はなかっただろうな～。子は鎹ですね。

勘違いで愛がウダウダこじれる…のはハーレあるあるですが、その元凶である悪役の義母が、早くに悪事をカミングアウト！というのが、あまりない展開で興味をそそられました。しかし、カミングアウトからも延々と勘違いは修復されずに続き、ちょっと冗漫な感じ。子どもの存在感、闘牛士カルロスのセクシーさもあまりないのが残念でした。改心した義母とカルロスがイイ人で、そこは良かったかな。