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いろいろ思う方はいらっしゃるでしょうが、私は好きです、このお話。ティッシュとハンカチを握りしめながら後半読んでいました。紹介文にあるとおり、幽霊ものでもあるのですがそんな単純に言えるものでもないです。愛というのは一つきりではないのです、確かに。
読み込ませるお話だと思います。全然単純明快じゃない、複雑な話です。登場人物のそれぞれの思いを様々な角度から描写していて、噛み合わない思いの丈を擦り合わせていく表現が面白かったです。
エッチを期待して読まないほうがいいと思う。この作家さんは他の本も読んだけど 読みこませる作家さんだと思った。いろいろと法律の話が出てくるが、弁護士の仕事というものに疑問があった私には攻めが弁護士をやめた理由にとても共感してしまった。もう一人の亡くなってしまった攻めについては何もかも見抜いているような仏様のような人ということだけだ。受けについては閉鎖的な田舎であまりにも周りと違う容姿に生まれついてしまったばっかりに、今のような性格になってしまったようだが、誰にも甘えられなかった子供時代を今やっとやり直しているような感じだった。なんだかんだ言っても私はこの作家さん好きなんです。
なぜ幽霊なのか?怖いような怖くないような。時々誰が言ったセリフなのかわからなくなる部分が多く正直読みづらかった。
深くて哀しくて切ないお話でした。私のような年老いた者にとっては、いろいろ考えすぎてしまって、読んでいて辛くなりました。が、もちろん全部読まずにはいられない、そんな感じでした。それほど愛や死を正直に表現なさっている作品だと思います。
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いろいろ思う方はいらっしゃるでしょうが、私は好きです、このお話。ティッシュとハンカチを握りしめながら後半読んでいました。紹介文にあるとおり、幽霊ものでもあるのですがそんな単純に言えるものでもないです。愛というのは一つきりではないのです、確かに。