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レビュー一覧
蜻蛉
4.5
65件
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- 未購入レビューは星の評価（★）の対象外となります。
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しろくまこさん
5
2017-09-21
歴史ロマンといえば河惣 益巳先生、ここに在りき！ 篤き信頼を以って読み進めることができます。今回の作品は、小さな島国の大和、大陸の皇帝が統べる大国と、そこに隷属する半島の国、羊と馬とともに移動する民族、などなど、身近な国々がモチーフとなったお話しです。大国の皇太子に見初められてしまった、島国の姫君には婚約者がいるのに。大国は周辺の国々を統治支配してゆく、といえば聞こえはいいが、戦争といえば敵国の滅亡、あまつさえ断種も行うこの大陸の国には背筋が凍る。現代の我々も他人事ではないのだ、と現代に照らし合わせても遜色のない見事な設定です。主人公の美夜は神々に一番近い姫。大国相手に一歩も引かず、渡り合う清廉潔白さ、心の強さが素敵です。国のトップとはいえ人と人、対峙するにはどうふるまうべきか、その根源を為すものとは。国の違い、文化の違い、各国の姫君たちの視点考えも当然違いの幅が大きくて、興味深いです。こうしたキャラクターの設定も際立ってしっかりしているので、ぐいぐい作品に惹きこまれる。続きが早く読みたいです。
Renta!で購入済み
参考になった
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昔から好きな作家さんです。このお話もスケールが大きくて面白い！早く続きが読みたいです。