レビュー一覧

「学習障害 の一種 ー Dyslexia」は、近年ようやくその障害名を聞く様になりましたが、社会的に『以前よりはマシ』な理解が拡がっているとは言え、特別なカリキュラムが普通の学校で一般化されるまでには残念な事にまだまだ時間がかかりそうです。この作品はまだ１巻目という事で話のとっかっかりで終わっています。興味があったら、しばらく展開を待つ様にした方が良さそうです。この１巻目だけではこの障害について全てを知る事は出来無いと思います。作者さんが以前「知的障害」を一般人の目を通して描かれた様に、この作品での成果が上がる事を祈っています。

漫画だから。って点は否めないですね主人公は主人公なりに努力してるけど、うまく事が運びすぎててソレを補完するには漫画だから。って言葉が読んでる最中出てきます

主人公の気持ちが素直に読み取れて読みやすかったです。

読字障害、という知られてきているけど理解はされにくい障害を扱った作品であり、主人公の生き辛さや、仲間と前に進もうとする展開は解るけど、主人公が最初にわざわざ文字を読んだりメモを取らなければならない仕事ばかり選んで、ヤッパリダメだ、とクヨクヨしているのが不快。肉体労働じゃなくても、違うタイプの仕事はあるだろうに。障害で高校に行けてないって、設定も余計。同じ様な障害を負っていても、高校に行ってる人もいるし、仕事についている人はいくらでもいる。そういう人にちゃんと取材をしたのか疑わしい。

文字が歪んで見えるため読み書きか出来ない学習障害があるのは知っていたのですが、ディスレクシアという名前だとは知りませんでした。ディスレクシアの少年が成長していくお話ですごく良かったです。

こういう障害があることを知らなかったし見た目では分からないから忍くんの辛さがリアルに感じました。

ディスレクシアという障害の名前は初耳だったので、知ることが出来たのは良かったと思う。世の中には目に見えない障害が結構多いのはわかっているし、本人も無自覚なまま時間だけが過ぎて大人になっていたりというケース等、まだ広く認知されていない障害は多いし、そういう意味では参考になった。ただ主人公がきちんと診断を受けたとか専門の人に巡り会えたとかでなく、たまたま同じ障害の人と出会って自覚したという設定は、こうした稀な病名の場合には無理がありすぎな気がする。そして出会うまでの展開の速さの割には、出会ってからがあまり前進しないとも感じる。この先の巻数を見ると何となくしばらくダラダラするのかなと感じるので、金額に見合うとは思えなかった。ただそれはあくまでも個人的な見解、想像なので、認識したいと思うなら読み進めるのもいいと思う。

読字障害のある主人公忍の話。大人になるまで、字が読めない書けないのは自分は馬鹿だからだと思ってたのが悲しい。でも作者様が暗くなりすぎないように描いて下さってるので読みやすいです。現状では障害だから、というより目が悪いとか留学生だからと言う方が簡単で納得してもらいやすいけど、この漫画でもっと知識と理解が広まれば良いなと思う。

世の中にはいろいろな障害があることにきずかされる。それどもそれを乗り越える人もいる。読んでいて応援もしたくなる作品です。

私は保育士をしているので、障害についての知識は普通の人よりはありますが、漫画を通してでもいいから、もっと沢山の人に知ってもらいたいです。勉強になる内容です。