レビュー一覧

いきなり読むのは抵抗感がある方には、分冊も良いと思いますが、読みだすときっと止まらないので、最初から丸っと２冊読んじゃったほうが安上がりのような気がします。野人として育った兄上さまと、兄上さまを溺愛してバカップルになりたい王様。でもこの王様は、内政的にはとってもやり手ですばらしい人なんですよ。兄上さまがからむとタガがはずれちゃうだけで。同族しか愛せないって枷があって、病気で親族がみんな死んじゃって、最期の一人になった王様が、行方不明だった腹違いの兄を見つけて狂喜乱舞しちゃうんです。でも野人として育った兄上さまは、王様の愛、というか欲情をもてあましちゃうのね。でも、最期はちゃんと心と心が結ばれますからね。配下の灰色狼の存在もすばらしいですからね。これ、もっと人気が出てほしい。熱烈に押します！！

神小説なので、読み出したらとまらないので、御注意を。いろいろな登場人物達の視点で、物語が進むので、長さは気にならなくますし、何なら、まだまだ続編を希望します。

これはすごい！王様は隙あれば兄上様を押し倒そうとするし、流されている感じでないのに、兄上様は簡単にやられちゃうし。そして灰色狼。かつてこのような集団がいたでしょうか？千年王国は異能の王の一族だけでなく、灰色狼が支えたから持ったのかも。緑なす国土。私もこんな幸せな国土に暮らしたいです。

こんな名作が今になって登場するとは。文字数が相当なだけあって世界観が壮大でしっかり書き込まれていて読み進めると引き込まれて行きます。私は近親相姦ものは苦手で普段は絶対読まないけど、この作品は切なく特別な存在すぎて違和感を感じません。もっと早く読みたかったと思える秀逸の名作です。

読みやすいストーリーですが、義理兄がみすぼらしい感じからもっと洗練されて王族らしく激変するシンデレラストーリー的な感じがもっとほしかったです

昔サイトで途中まで読んでいたので購入してみました。灰色狼たちのイメージが分からないまま読んでいたのでイラストはありがたいですが少々高いかなと

ぎゅっと来ます。足弱の気持ちもどっちのきみちもよくわかる。

長年の孤独と、いきなりガマンの限界にきた弟に兄上さまが大変な目に…　無理矢理が苦手な人には序盤地雷があります。ただ、読み進めていくと、王様のこれまでの孤独とか、とにかく兄愛が甚だしいのとか、でも王として聡いところもあって、甘みがでてきます。

結構ぐいぐいやってるんだなと思いました！

分冊版1巻無料につられて、2巻目は分冊版で、以降は単行本版で読みました。美人受け好きなので、足弱の高い鼻梁以外平凡な顔立ちという描写に挫けそうになりつつ、美麗な挿し絵では、十分美形な足弱に満足しつつ、王の美しさには敵わないものの、一般市民よりは美しいはずーと自分を納得させつつ読みました。