レビュー一覧

父親と愛犬を相次いで亡くして、少し心を壊しかけてしまった主人公、法事の席に幼なじみだった攻めが現れて、「1人にしておけない」と連れて行かれて同居が始まり…と、最初の受けの憔悴っぷりが可哀想で、どう立ち直っていくのか続きが気になってレンタルしたんですけど、同居して以降は特に何も事件はなくて、みんないい人で、ほんわか読めるけど、それだけでした。

ちょっと内容がてんこ盛り過ぎた気がしないでもありませんが、幸せな小ブタちゃんが癒してくれるのでまあいいかなと。最後のおまけショートがいい感じです。

初心者向けの可愛いお話でした。受けの天然な言動にワタワタする攻めが面白かった。しんみりとコメディとほっこりとエッチのバランスが良かったです。

紙書籍で購入。三つ子に馴染みがなくて、(周りに双子の方はいても、あと、テレビなどで五つ子ちゃんなんかは見ても三つ子は会ったことなくて…) 弟二人は大学生なので、三つ子って読み間違えかな、って思ったりしてました…。精神的に危なかった一果をモデルで俳優の黒崎が自分のマンションに連れ帰る。一果は昔、黒崎に弁当を届けていて、子豚の一果を黒崎は…。

父と愛犬クロを亡くして心が壊れかけた一果が家族を想う健気な姿とおっとりとした言葉遣いに山奥育ちの純粋さが可愛いです。黒埼さんは一果への想いをどうしたいのか、迷い過ぎていてかえって一果を不安にさせて傷付けている事に気付かない点がイラッとします。一見頼りなげな一果の方が余程腹を括っています。次男と三男、実は生活力があるハイスペックなら、心が壊れる程寂しい想いをさせないでもっと一果を守りなさいよ！と思いました。一果の可愛さにだけ☆4です。

三つ子設定があまり活かされていない気が...。受が一人でお兄ちゃんしようと空回りしている感じが否めなくて。攻めは好みだったんだけどな....。3兄弟でもお兄ちゃん（受け）と双子の弟の方が良かったかも。

好きです。健気だけじゃない受けと甘いだけじゃない攻め。大変な過去を乗り越えハッピーエンド。取り巻く人々もそれぞれに良い悪い関係なく、味があります。