レビュー一覧

2巻もので、中々に重いテーマですが、合間にちょこちょこコメディがあってすんなり読めました。男女関係でもつれたりなどが無く、本当に二人の間の問題を二人が解決していくという感じです。ただ、サラに対する仕打ち(特に２巻のラストあたり)は女性として可哀想で読んでて涙がでました。その割にあっさりENDなので少し置いてけぼりをくらった感じです。まあ、そこがサラのいい所なのかもしれませんが･･･。ヒーローが感情的でしみったれてますが笑、その分ヒロインがきれいでかっこいいです。

男がムカつく！！自分の都合ばかりを相手に押し付けて、欲求不満を解消したいだけじゃないかとも思えました。主人公がかわいそうで泣けてきました。男にもっと痛い目みてほしかったな。

ヒーローが最低すぎる・・・妻子を失って傷ついてるのは解るけど、それを全部ヒロインにあたるとは・・・えっとヒロイン、いったいこんなひどい男のどこがいいの？　しかも最後まで嫌いならそれを貫けよ！　最後に思い出したように気持ちを改めるとか。ストーリーの都合上としか思えないあっさり感。ヒロインが素直すぎて泣ける。そして最後まで自分の気持ちを言わなかった強情さもどうかとも思う。ちょっといやーな二人だったなぁ・・・

涙無くしては読めませんでした。健気にヒーローを愛し続けるヒロイン。最低なヒーローで、かなり許せませんが、周囲の暖かな人々に癒され支えられるので、正直ヒーローなんて要りません。もう少しヒロインが幸せになるところを見たかったです。

読み終わった後のこのいたたまれない感情はどうしたらいいのでしょうか。ヒロインの健気さや忍耐力は頭が下がります。それに比べてヒーローはあかんたれです。結婚せずに恋人じゃダメだったのかな。スピンオフの「美しい標的」では本当に幸せそうなカップルになっていて安心しました。

ヒロインを苦しめるロウム（ヒーローじゃないですよ全く）にムカつく反面、愛する妻と可愛い盛りの息子2人を一度に亡くしてたった2年（苦しむには長いけど思い出に変わるには短すぎる）ということを考えると責めきれない。でも耐え続けたヒロインは愛と寛容の女神としか言えないですね。ロウムが改心してハッピーエンドではなく、老後までヒロインにとことん尽くして幸せになるところまで書いて欲しかったです(笑)

久しぶりに読んだけどやっぱりいい話ですね♪ヒロインが「身代わりでもいい」と言い(もしくは思い)ヒーローが「身代わりなんかじゃない」と言う話はよく見ますが、この話はヒロインであるサラが「私はダイアンじゃないし、ダイアンの代わりでもない、私はサラよ！」と毅然として言います。この強さと、ロウムを決して悪者扱いしない優しさは他の話では見られないと思います。ちなみに星合操さんの「美しい標的」で、この話に出てきたマックスの話が見られます。ヒロインであるクレアの頑なさとマックスの強引さで色々と話がこじれます。気になる方は読んでみて下さい♪

ハーレクインは全てハッピーエンド…なわけですが、それは誰にとってのもの？結局都合のよい女が結婚も子どもも手に入れるってことなのかと思わずにはいられないこのモヤモヤ感。そもそも論でハーレクインを読むのはストレス解消するためなので、矛盾や齟齬も笑って読み飛ばさないといけないのに、今回はなかなか笑えませんでした。レビューになっていなくてすみません。

あのセリフは無いわぁ〜。いくら好きでもあんなこと言われて許すヒロインは人が良すぎる。

ヒロイン素敵でした。に比べてヒーロークズ！(言い過ぎ？)子供はいらなかったら手を出すな！と言う感想です。周りが良かった。救われました。