レビュー一覧

「武士の家計簿」は金澤の前田宰相家家臣の話でしたが、こちらは将軍直参乍下級御家人が主人公で、矢張り幕末期の困窮武士の生活が主題の興味深い作品です。但し、作者の智識不足が目立ちます。武士による斬り捨て御免は正当である証言が無い限り認められず処刑されるため、武士が一人で町人だらけの場所へ行けば絡まれることが多く、証言者たり得る他の武士や家人を伴うのが原則な程でした。又、狼藉ものの浪人が武士身分故に見逃されていたというのも間違いで、そもそも評定所支配の武士とは異なり、浪人はあくまでも元武士で将来武士に戻りうるだけの存在で町人と同じ町奉行所支配で、更に厄介者として常に同心達に目をつけられていました。町奴や相撲取り、渡世人らと同様力で周囲を威圧していただけで、法的な保護を受けていた訳ではありません。

江戸末期の下級武士の経済状況、暮らしぶりがよくわかります。

当時の生活や物価について知れて、大変面白かった。

武士のフトコロ。武士の日常の食事がわかって面白い。

江戸時代のお話が好きなので興味深く、面白く読ませていただきました。江戸時代の生活がきちんと描かれています。もっと読みたいです。

絵柄は好みではありませんが、江戸時代の下級武士・町人達の様子が面白くて為になります。

中途半端な江戸時代設定。愛してる、とか言わんべ？もうね、なら、全部現代語でいかね？って思った。

時は嘉永六年、黒船来航の衝撃冷めやらぬ江戸。貧乏武家の次男に生まれた主人公、飛田蔵之丞は家を継ぐこともできぬ部屋住みの身だが、剣術道場の師範代も務める腕前を持ち、いつか剣で士官を、と夢見て稽古に励んでいます。この漫画のテーマは題名の通り、武士の懐具合です。幕末が始まる時代の武士や商人の身分の差、懐具合の差を知れて面白い。

すっごく面白くて7巻まで買いました。でも京次とはるのことが最後まで書かれてなくて、それだけが残念でした。

チャンバラはありますが、日常生活を中心に話が進んでいきそこがいいです。武士が主人公なのに、お金の話とかそういう風に進んでいき新鮮でした。