レビュー一覧

同作者の「眠れる森」と酷似した展開です。個人的な好み含め、作品クオリティや読みやすさでいうと「眠れる森」の方が良いと感じたためこの評価です。不憫萌えかつ両思いのメロドラマなファンタジーものが好きならこちら、非ファンタジーでなかなか両思いにならないツン攻めが好きなら「眠れる森」を読むことをお勧めします 。どちらが先に読むと片方は既視感がありすぎてつまらないので、好みに近い方をレンタルする方が良いです

人魚（神子）と王子様（侯爵）の恋。迷信深い地域ゆえに、忌むものとして虐げられ辛い日々を送っている少年が、王子様と出会い、命を助け、愛される「人魚姫」をベースにした物語です。あまりにも人魚の現状が辛く、扱いがひどいので中世ヨーロッパ？ぐらいかな（こんなことが許されるのは・・）と思っていたら、ネットに書き込みで嫌がらせなどの記述あり、現代だったの！とビックリ。天使のように清らかで、すべてを許してしまう人魚は、王子のために何度か命を懸けるシーンあり、涙を誘います。みんながそうなんだから、彼には何をしても、人間として扱う必要などないんだ、という普通の人の集団心理が恐ろしく、それらの咎を突き付けもせず、すべてを許してしまう人魚に、俗物の私は、物足りなさを抱いてしまいました。きれいにまとまっていて読みやすかったです。

良かった！前半は、水凪の不遇な境遇や行き違いがあり切なかったですが、後半はお互いブレずに試練に立ち向かい想い合ってて素敵でした。

不憫っ！ひたすら主人公が不憫ですが、後半は幸せいっぱいでなにより。面白かったですが何か足りない気がする…ので☆マイナスしました。もっと悪役を痛快にとっちめてやりたいですね！

レビューが割と良かったので読んでみましたが、可もなく不可もなく、星２つでもいいかなってくらいの印象です。「人魚姫」を何とかしたいという作者さまの心意気は大変結構だと思いますよ。そこは全くもって賛成。ただね、あれこれ書き込みすぎというか説明くさいというか。設定を凝りすぎなんじゃないですかね。あと、受けの境遇に、村人たちに体を無償提供させられていたというのがあって、確かに受けの責任ではないのだけれど、いくら不憫さを演出するためとはいえ、そんな不憫さはいらないなあ。抱かれている間は精神を飛ばしていたから気づかなかったって？だから心は無垢なんだって？都合良すぎでしょ

別の電子書籍サイトで買わせていただきました。最初はウルっとくる、、、って思ったのもつかの間あっさり2人は誤解やらなんやらとけてなんじゃこりゃってなって幸せに暮らしてるとことろを攻が命を落としそうな場面に差し掛かるってところまでパラパラパラ～っとてきとうに読みました。最後は海の神だったかな、神に試されて受に攻の命を救いたいなら泡となれと言われて、快諾したものの泡にならず、神に本当の愛なのかを2人に試していただけだったハッピーエンド、っていうオチあまり文調も感情移入できなかったです。

切ない気持ちと健気な恋に一気読みしてしまいました。人間の醜くさと人魚の心の美しさが見事に書かれていて、ぐっと胸に来ます。現実にも海の神さまみたいに私達に助言が欲しいです〜

主人公が最初から悲惨すぎて泣けそうにながら見てたけど、リアムが気づいてくれて良かった！最後には海の神に祝福され幸せになって安心した。このまま死ネタになっちゃうのかと思ったよ。

健気な水凪が最後の最後まで可愛らしく、住民達が彼を虐めるシーンなど辛い場面もありましたが、彼の純粋さに癒されながら読むことが出来ました。また、攻めのリアムも特に後半から「水凪大好きオーラ」が凄かったのでとても微笑ましく思いながら安心して読み進めていました。元々スパダリ系×健気が大好きなのとおとぎ話のような素敵な雰囲気も相まってとても満足です。

とても自分好みのストーリーでキュンキュンしました！