レビュー一覧

7話収録とありますが、1～6話は蛇にまつわるひと続きの物語です。これとは別に、ガマ蛙をモチーフとするごく短い話が付きます。どちらもあまりひねりの無い、「やっぱりそうか」という筋ではありますが、妖艶な絵と展開の早さにグイグイ引き込まれ、十分楽しめます。最後の数ページにわたって載せられている、3人の評論家による「上村論」ならびに上村氏自身のエッセイは、ファンには貴重でしょうね。

すごいおもしろかった。続きが気になり途中で止めれませんでした。淡々とした話の進みぐあいでドロドロしており、しかも古い時代の話ですごく私の好みでした。この作者さんの漫画もっと読んでみたいです。

愛する人を手放したくないから、人殺しまでしたのに、あっさりと他の人に鞍替えできるとは、想いなんてその程度のものなのかな。でもどろどろは大好きですね。

同性愛と近親相姦めいた想いと怪談をミックスした時代物がメイン。不思議で妖しいお話。

昭和のエロス、匂い立つ上村一夫、晩年は青年コミック誌を主な舞台としておりましたが、三流劇画誌（確かエロトピア？）時代の作品は、はっきりトラウマ物で、なんかかなりの男の性癖をゆがめた罪作りな代物です。

うーん。面白くもないけどつまらなくもない。1枚ならまあ時間潰しにはいいのかな。

この漫画嘉さんの作品を何作か読んでこの手の世界が好きになった方にはお勧め毒もそこそこはらみながらも、さらっと読める作品。4