レビュー一覧

これからどんどん甘くなりそうな予感。楽しみです。

伊勢原ささら先生ならではの心にしみ入る温かな結末でした。読めて良かったです。立派な家柄に生まれついたものの温かな家庭とは言い難い家族関係のなかでひたすら勉強に打ち込む日々の東雲剣一郎くんに、人としての優しさを教え温かな気持ちを寄せて支えてくれていた良くん。二人が幸せに暮らしていかれるようになって良かった。その後の二人を読みたいです。

中々お目にかからない攻さんが記憶喪失バージョン。今までで1作しか読んだ事無かったです。しかも攻目線の作品は初めてで、かなり新鮮。自分の中心にある大切な記憶を思い出せない苦しさや、受さんとの生活の安らぎを失いたくない故に感じる思い出す事への恐怖。そして受さんのただただ攻さんを想う健気さに涙腺やられました。お兄さんの秘めていた思いや、先生の男前ぶりもカッコ良い。1冊にならないかなぁと待っていたんですが、ならなかった…残念。