レビュー一覧

誰しも名前を聞いた事がある"シェークスピア"テレビドラマを見ているかの様にテンポも良く世界に引き込まれてしまいました。

話がとうとう動き出しました。コミカルな所もあり、シリアス展開もありでストーリーが入ってくる読みやすさが好きです！

前作から雑誌を移籍しての続編。大人の事情で未完にならなくて本当によかった。絵柄も前回よりグッと見やすくなり、新キャラも色々期待が持てるところで、一巻が終わっています。続きが楽しみです。食べ物や服装、街の様子など、まるでエリザベス朝の時代にトリップしたようです。

歴史上の人物は、解釈や強調する所を違えるだけで、いろいろな作品になりますね。

彼に関して無知な私には面白かったけど、ある程度知ってる人からしたらつっこみどころ満載かも。先が気になります。

大人になってから読んだ漫画の中で、続きが気になり新刊が出るのが待ち遠しい数少ない漫画です。第一部ではまり、続編が連載された時は本当に嬉しかったです！絵も好きだし、とにかく話に引き込まれどんな展開になるのかドキドキしながら読んでいます。

紙の本で既刊分は全巻揃えてあるのでレビューしちゃうぞ。史実と作品中に描かれてる内容に結構乖離があるのが気になってたんですよ。エリザベス一世はカトリックを弾圧してないし（むしろ前女王のメアリーがプロテスタントを無茶苦茶弾圧）、マクベス上演はもーちょい後、エリザベス朝イングランドにチャイナの集落がどうやって？等など。まあ漫画なのでそういうものかとスルーしてたけど、作中で歴史劇を創る際、面白さ優先でガンガン史実と違うこと盛り込んでく場面を見て、あーこれ分かっててやってる、シェイクスピアスタイル取り入れながらお話創ってるんだと理解しました。史実ではしんでる筈のジャンヌ・ダルクをラスボスにするシェイクスピア、史実ではカトリックとプロテスタントの共立を図ったエリザベス一世を弾圧者にしちゃったハロルド作石。お前らはァァァァ!!!!!!!!　そりゃイングランドにチャイナ集落現れる訳だよ！やりたい放題すぐるわ！史実を知らなくても十分楽しめる作品ですが、知った上で突っ込みながら読むのも楽しいです、ものすごく。史実のシェイクスピアは男性に向けての恋の詩を幾つも残していますが、このへんどのように描かれるかワクワクしてます。リーのワースを見る視線が、ほらｗ

読みごたえのある内容で、女性が読んでも面白いと思います。

話が進めば進むほど、引き込まれていきます。第一部というか、最初の「７人のシェイクスピア」も全巻すぐに読んでしまいました。読みながら、その時の状況が理解できるのも、本筋とは別に楽しみの一つです。

面白いです。今でも謎の多いシェイクスピアの人物像を独特の視点で描いています。丁寧な時代背景の描写と同時に、時代が時代なので、陰惨なシーンもありますが、彼らがこれからどんな人物と関わり、どうのし上がっていくのか楽しみです。久々に、続きが気になって、早く読みたいと思う作品に出会えました。