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レビュー一覧

二月のエデン

5点 3.6 62件
  • 4点 5
    8
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    22
  • 4点 3
    13
  • 4点 2
    8
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  • 2017-03-15
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    なんとも切ないお話でした。たった1ヶ月の期間を二人で過ごし、その思い出だけを必死に忘れないように静かに生きる…泣ける作品です。受けに感情移入して読みましたが、攻めの美大生の方が、実は辛いんじゃなかろうか…と読み終わって感じました。諦めなくてはならなかった自分の力のなさ…お互いを大切に想ってるからこそ一緒にいられない、世の中どうしようもないことがあるということ。せめて夢の中で二人幸せであってほしい。

  • 2017-05-25
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    ただただ、切なく、ただただ、悲しいお話でした。 雑誌gateauで全部読んでいたので、単行本を買うつもりはありませんでした。しかし、あまりにも読み返ししているので(今年に入ってから、1番読み返ししている作品です。)、とうとうコチラも購入してしまいました。コレ、書き下ろしが入っていたのですね…。書き下ろしの部分もとても切なく、素敵なお話で、もっと早く買っておけば良かった!と思いました。 正直、1読目は、雑誌で1話づつ読んでいたせいか、暗い割には、さらーっとした話だなぁ…と思っていました。水族館での四季の言葉、最初はその意味の深さを読み取るコトが出来ませんでした。しかし何回も何回も読み返ししていると、四季と榛名の一言一言がどこを切り取っても悲しく、深く、愛情にあふれていて、ジワジワと私の脳内を浸食し、なんとも言えない気分に…。行間を読むのが好きな方、ストーリー重視の方、切なく悲しい悲恋でも大丈夫な方に、オススメします。 

  • 2017-03-15
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    結ばれないエンディングで、切ないお話です。四季くんが幸せに暮らしていけますように。現実離れし過ぎたお話なので、なかなか共感し辛いかも。

  • 2020-03-10
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    悲しいよね。大切な人の顔や声を忘れていくのって。忘れまいと強く思いつつも,記憶って時の流れとともに忘れるようになっているのが人間の性というか・・・ 神様って残酷だぁというのがこの作品の感想です。 四季は世間知らずそうでいて,自分が籠の鳥っていうのをわかっているのが切なすぎる。水族館シーンで涙出た・・・自分の居場所を知っていて,そこから出ては生きていけないこともわかってるのに,ほんのひと時の自由が欲しかったために,知ってしまった儚い夢。でも,龍三さんは彼なりに四季を愛しているから四季はまだいい。後書きで書かれていたけど,雪が静かに降るように深々(しんしん)と積み重ねた28日間だけに焦点を当てたのが,ぬるい作品にならなかったんだと思う。榛名に,心の穴がふさがる日がいつの日か来ることを願わずにはいられない。駆け出しのころの作品ということらしいので絵は拙いので☆4ですが,セリフと絵の背景で読ませます。が!悲しい結末がダメな方は絶対読んではいけません。

  • 2019-12-01
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    絵は本当にまだまだ拙いとは思いますが、背景などかなり細かく描かれていて、それが人物の心情にピッタリと寄り添っている。空間で感情を表現することがとても上手い作家さんだと思います。なので、本来なら気にしてしまうはずの榛名と四季の見えてこない謎の部分もどうして四季が龍三と共に去ってしまうのかも、ハッキリと理由は提示されないが、流れいく情景のなかで感情と共に理解してしまう…余計な言葉も説明も一切省いて、ここまで読み手の想像力だけで読ませてしまうのは凄いと思います。多分、一度読んだだけではその深さが分からないかもしれません。何回か読むのをオススメします。静かに、本当に深々と情愛が流れていくお話です。

  • 2017-10-23
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    物悲しい雰囲気が作品全体を覆い、多くが語られることのない、少し不思議なお話でした。いろいろと明かされないところが、ふたりが純粋に惹かれあう様子を際立たせているように感じます。多少のつっこみどころはありましたが、(どうやって居場所が分かったのかとか、2月の海に腰までつかるって。。。とか)そういうのを大目に見てもいいぐらいに心に訴えるものがありました。もう二度と会えなくても、数日間の思い出だけを心の奥に大切にしまって生きていく。泣けます。

  • 2017-06-18
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    結論から言うと、ハッピーエンドとは言えないお話です。とても切ない。はじめから終わりまで、描写だけでゆっくりと進んでいきます。絵がとても綺麗で絵だけでも話や感情が伝わり、どんどん引き込まれていきました。

  • 2019-05-08
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    キャンペーンでレンタルしました。切ない話でした。一緒に過ごした思い出だけで生きていくなんて辛くて悲しい。。でも現実的なラストなんだと思います。

  • 2017-07-17
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    一本の短編映画を見た後のような読後感。切ない、というかどうしようもないことってあるよねっていう…。全体をとおして静かに流れていくストーリーは好きですが、納得がいかないのは絵というかキャラクター。突然幼くなったり、背が縮んだり。特に四季くんは後半、小学生 かというほどの幼さ。黒い野良猫を貫いて欲しかった。

  • 2021-12-26
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    情報量が足りない!ヤクザが愛人に猶予を与え、しかも、他の奴と懇ろになるのを黙ってるとかあるのかなぁ。二人の世界だけを切り取ることに専念したようですが、もう少し頑張れば、何故愛人にならざるを得ない状況になったのかとか、そこまで執着するヤクザさんの背景が入ったんじゃないかなぁ。その割に二人の燃え上がりも少なかったし。