レビュー一覧

1回目のレビューは、配信日の深夜に、思ったコトをチャチャっと打ちこんでUPしてしまったので、皆さんに伝えたいコトが抜けてしまいました。なので、抜けてしまった部分をちゃんと調べて、レビューをやり直ししています。　私が、日乃チハヤさんの作品に初めて出会ったのは、昨年の６月か７月ぐらいに、雑誌 B’sーLOVEY recottia Vol.52、53に掲載されていた「水曜のクロノスタシス」(気になった方はぜひこちらも！レンタさんでレンタできるよ！)という作品でした。「水曜のクロノスタシス」を読んだとき、私はかなり衝撃を受け、とんでもない作家さんを発見した!!!と思い、すぐ検索！そしたら、雑誌 OPERAで「片道映画一本分」が連載されているのを知り、それからずーっと、こちらの単行本が配信されるのを、楽しみに待っていました。そして今回、こちらの作品を読んでみて、やっぱり日乃チハヤさんの表現力は、才能とセンスの塊だった!!!!!!と、確信しました。「水曜のクロノスタシス」を読んだときも思ったのですが、恋愛の始まりを上手く表現する作家さんで、ストーリーに無理がないのが好感が持てます。BLファンタジーに慣れている方にとっては、展開が遅く、エロ描写も全くないので、物足りないかもしれませんが、知らない人同士が出会って、知り合いから友達に、友達から恋愛に変わっていくのを、リアルに表現するのには、一巻まるごとページ数を使わなきゃ無理でしょ！と私は思っているので、こちらの作品みたいに、ゆっくりと２人の距離が縮まっていく様子は、リアルでいいなぁ…と思いました。　そしてレンタするかどうか、迷っている人にアドバイスするとすれば、市川けいさんの「スロースターター」が好きな人は、ハマるのではないかなぁー？と思います。　雑誌 OPERAに掲載されて単行本になった作品は、ストーリーセンスが良い、良質な作品が多く、編集者さん達のこだわりを感じます。

ここで！？ここで終わり！？ああーーーもっと読みたい！これからじゃないか！！チャラ大学生×無口コミュ障社会人の、映画館だけで会うだけの関係から少しずつ、ほんとに少しずつ近付くお話。コミュ障が寝てる隙に大学生から思わずなチュー１回！それだけ！「まだ」付き合ってない、って周りは言うけど、本人たちが１番自覚してない関係。これからが見たい！！

雰囲気とキャラクターがいいです。でもお互いが恋だと自覚せずに、匂わせて終わるので不完全燃焼です。未来の二人に思いを馳せて終わるのではなく、今のあなたたちのイチャラブが見たかったよ私。

とてつもなく良かった！センスの塊です！！まず、タイトルとカバーデザインが素晴らしく良いっ！中もまるで映画を観ているような、よくできたストーリー。2人の絶妙な距離感。世界観がある言葉選びも良い。どちらにも感情移入できました。これがデビュー作なんて信じられません！

良い雰囲気があると思うんですが進展がなさ過ぎて物足りなかったです。エッチが無いので攻め受けも確定せず・・・。まずは３チケでお試ししたかったです。

これだからやめられないですよ。またすごくいい作品に出会えて幸せです！したかどうかもあやしいキス１回のみでもこれだけドキドキできるなんて。あーもう、センスですね。ありがとうございます！

エロもないしキスも思い付きのようなものなのに、雰囲気があってとても良かったです。正反対の二人が映画館を通して仲良くなっていくだけのお話。でも、仲良くとは？何だか気になるコレって何だろう？っていうのがとても心地良く、こんな人間関係もいいなと思えるお話でした。この後の二人もとても見たいけど、妄想するのも面白いなと思いました、そういう余韻がお好きな方は是非。

映画を見ているような気分になるマンガでした。チャラい大学生と根暗な社会人会話も合わなければ連む友だちも趣味も全然違う2人のお話です。全体的に絵も綺麗でお話も私好みでしたが、一つだけ言いたい...こんなとこで終わるなんてーーー!!!続きが気になります。あとエロ全然ないのでそっち系を求めてる人には物足りないかもです。

読み終えた後の満足感、ワクワク感がじんわりと心に浸透していく作品だと思いました。感情の描き方というか、表現の仕方が上手でメイン２人の思いや感覚が凄くリアル。取り囲む周りの登場人物も魅力的です。ひょんなきっかけから発展していく関係で、かつ正反対な２人ならでは距離の縮まり方、それが逆に好ましいというか、くっつく最後までを見せていないからこそ光る作品かなと私は感じました。後日談があれば是非読んでみたいですが、きっとこの2人の関係は劇的に変わらなくても、ほっこり幸せになれるんだろうなーと思ってます（笑）

お話自体は恋愛未満のまま終了するし、エチもないですが、めっちゃBLでした(語彙力ない)。ものすごい凸凹(身長ではなく性格が)な二人で、凸が他人よりも飛び出し気味の距離感マイナス陽キャと、凹が他人よりも深く距離感自分から詰めたことの無さそうな陰キャ。で、そんな凸凹な二人が出会って、恋が始まるのであれば、その凸凹部分がぴったりハマって、互いを必要としたりしそうなものですが、この二人の場合は凸凹の下の平らな部分をくっつけて寄り添っているような感じがします。互いに互いの足りない部分を補うんじゃなくて、相手の理解不能な部分を受け入れるのでもなく、ただそういうものだと放置して、その上で一緒にいる感じ………このレビュー伝わりますかね…。一話ごとに「相手と一緒にいることを選択する」という意志決定が描かれていて、それがすごく良くて、もうとにかく読んだ方がいい一冊でした。この数日間で、作者様のレンタで現在買えるコミック全5冊買いましたが、モダモダキュンキュンしたいなら、これか「男子高校生~」、エロを求めるなら「人間観察同好会」か「先生それでは~」、泣きたいなら「不機嫌なロマンス」で、全推ししておきます。