レビュー一覧

オタク攻めの、一途で独特な想いがとてもいいです。

お話：恋愛は、思いの深さとコミュニケーションが重要。想いだけあっても自分のフィールドだけに通じる言語しか使えない攻は初対面の受には単なる変態にしか見えないけれど、恋愛をしていく過程でそれに気づいて成長していくお話。キャラ：攻は、成果品を創る能力は王様級だけど、外の世界と円滑に意思疎通を図るのは苦手。それまで外の世界に出ようとしなかったから気にもならなかったし、自分が恋していることにすら気づけていなかったけれど、恋愛することで自分の足らない部分に気づきます。受はといえば、営業等々人に意志を伝えて人を動かす仕事をしてるので、攻めの不得意分野を丁度カバーしてますね。2人ともとても一生懸命仕事をしていて、主人公たちの成長のきっかけにも絡めてあって、ポイント高いです。エチシーンもそこそこあります。ゆで卵のシーンとか気に入りました。曲面は作るの難しいよね。あと、ビデオと同じで、３Dプリンターが普及し始めた今年以降、数年後には製造シーンが昔懐かしくなる可能性もあるな、と思いました。

この作家さんの作品を読むのはこれで３本目のなりますが、どうもどれも同じって感じがします。ストーリ自体は悪くはないが、なにしろ主人公の設定が全く同じなのはどうかと、、、。年下の丁寧な言葉使いの一押し足りない攻めにぞんざい語を使う年上の受け。また色んなところで結構読み手を苛苛させる受けの性格までが全く同じでした。こんなのもありと最初の１本目は楽しく読んで頂ましたが２本目も３本目も同じ？って事になるとよっぽどこんな設定のキャラが好きではない限り苦を覚えます。もう多分２度とこの作家さんの本を読む事はないかと、、、

ちょっとオタクの世界を垣間見る話です。ストーリーの流れにかんしては、大きな山場はないけど楽しんで読める内容です。