レビュー一覧

絵が独特だと思ったけど、深いストーリーがあって面白かった

歴史好きにも不人気な南北朝時代、を描いた珍しい漫画。そんな題材を新人漫画家がデビュー作品に選んだこの漫画も、あまりの不人気ゆえ単行本がほとんど売れずに打ち切り。不人気にも関わらず5巻まで続き、もう一度『キラーエイプ』を連載させてもらえたのは、モーニング編集部では高い評価があったのではと推測してます。史実では若くして死んだとされる足利家長男「足利高義」が実は生きていて「猿冠者」なる悪党として暗躍し、主人公である「石」を導くというのが大まかなストーリーですが、打ち切りにあった為か特に名越高家あたりはかなり適当に描かれてます。この時代の人物の一般的なイメージとはかけ離れたキャラが多いですが、かえってそれが魅力になっています。とてもカリスマ的な後醍醐帝、退屈な日常に飽きてスリルを求めて生きる楠木正成、北条家はおろか帝まで殺せと息子たちを煽る足利兄弟の父貞氏、超自己チューな宇都宮公綱など、歴史好きなら「コイツをこうするか〜」とむしろ興味を惹かれてしまう、そんな漫画です。

独特だけどストーリーに勢いがあっていいなと思いました。

とてもクセの強い絵柄なのでセリフや話がうまく入ってこない。

絵柄があらい感じではありますが、予想を裏切る展開でよかったです。

すごく独特な絵ですがそれに負けないストーリーの深さがあってよかったです。

独特な力のある絵と癖の強い登場人物が個性的で魅力的です。

絵が汚く読み辛い。歴史的人物が勘違いされて描かれている事が一番不満。婆娑羅大名の佐々木導誉のことを「あの人気持ち悪い」は失礼極まりない。子孫にも失礼だ。きちんと歴史を勉強して描いて頂きたい。

面白い！歴史物好きならめちゃくちゃ面白い！キャラがみんな個性を持ってる。読んでて飽きない。是非、続きを読みたいです。

ツイッターで知り即購入しました。40代男性まんが大好き人間ですが。新人作家とは思えない面白さです。素晴らしい。