レビュー一覧

エッチはないけど、店長が雰囲気エロっぽいというか、格好よかった。普通の大学生男子の戸惑いとか悩みとか、そんな日常が凄く丁寧に描写されていて、その中に店長の非日常的な要素が加わって、少しずつ変わっていく。そんな、多少の波はありつつも、穏やかな生活が描かれている、優しい作品だと思います。

二人の気持ちの寄り添い方を丁寧に描いた良作。私はこの作者さんのも全部読んでいます。「ナンバーコール」「群青のすべて」はいろいろと不満でしたが、「君は夏のなか」がものすごく良かったので、本作も読んだのだったと思います。もちろん独断と偏見ですが、この作者さんはっきり言って本作からめっちゃくちゃ良くなりました。セリフやモノローグはもちろん、二人の間に起こる出来事、表情や大ゴマの使い方など技術的なものに至るまで、とにかく表現力が前二作とは全く違います。健吾がそらに惹かれた表現が足りないというレビューもありましたが、彼はバイですからほんの些細なことでそらを好きになっても不思議はなく、私は充分表現されていると思います。あとエッチがないと初心者向きと言われがちですが、こういう丁寧な作品は腐るほど読み過ぎた人にこそ向いていると私は思うんです。私はたまに読み返してはそのたびに楽しめています。キャンペーン中のようなのでおすすめです。

カフェ店長×大学生です。今まで古矢先生の作品の中で一番好きです。初心者向けと言えばそうなのですが、とても質が良いのでとても楽しめました。店長がカッコ良いですね〜！密かに嫉妬してるのが可愛いです。大学生が店長に惹かれていく心情も丁寧に描かれています。キスまてでHは無かったですが、満足です。でも…欲を言えば本気で落としにかかった店長をもっと見たかった〜！学生ものも良いけれど、古矢先生の社会人同士のお話も読んでみたいです。

ガチで内容がすっごく「濃い」です。セリフも割と多いし、本腰入れて読まないとちょっと疲れてしまう作品「かも」しれません。でも私は元々宇宙とか星が大好きだし、ISSもメール登録して肉眼で見たりする程度には好きだから、そういうのが話の軸の一部のこの作品は、かなり気に入りました。因みに、全くエロシーンはありません。なので初心者さんでも安心して読めます（笑）　ノンケの主人公がオトコとか女とか関係無く「人」を好きになっていく過程を、細かく丁寧に時間をかけて描いた作品でした。超オススメです！

『群青のすべて』が好きだったので、期待してレンタルしました。相変わらずのじわじわくる感じのストーリーで、何度も読み返したくなるような独特の世界観です。この先の2人の話を読んでみたいです。

うーん、ごめんなさい。色盲だと感じ取った瞬間が本当に分からなくて、後半ほとんど内容が入ってこなくて置いてけぼり食らったように感じてしまいました。気になって最初から読み直しましたがそれらしい発言もなく……たぶん大学生くんは女性店員さんの発言から読み取ったのだろうとは思いますが(そこしか思い当たる箇所がない)普通に読んでいたら分かりません。伏線という伏線がなかったのが唐突に感じられた要因かなと。ストーリー自体はとてもよかっただけに残念すぎました。

丸々表題作のCPのキス以上なしなので、物足りなく感じる方もいるでしょうが、絵も心理描写も丁寧で余韻のある作品でした。話のクライマックスにとある事実があるのですが、ちょっと唐突な感じもしないでもなく･･･強いていえば、Hがないなら萌え〜っとするシーンだけでも欲しいなぁ〜そこだけがちょっと物足りない感じでした。

んーサンプル見て面白そうだと思ったんですが、想像してたのと違いました。店長がもっと迫るのかと思いきや肩透かしのような態度で、ちょっとつまんない展開でした。

うーん…ページ数多いし、最終話あたりでなにかしら二人に進展あるかな？って期待してたのですが、両想いキスで終了…ちーん。。店長の夢が実は宇宙飛行士ってのがなんか非現実的というか、なにかしら宇宙関係かな？とは思ってたけど…宇宙◯弟見てるからかな、なんかリアリティがないなあ…と、そこはなにかしら色彩に関連した職業か天体学者とかほかになかったのかなあ、、、。せっかくのページ数なのでもう少し二人のこれから先の話を読みたかったです。残念…。店長のキャラが良かった分残念感が残ります、、。

偶然とある場所で出会った大学生と年上のカフェ店長が、ささいな日常生活の中で近づいていく様子をゆっくり丁寧に描いた青春物語。この作者様のいつもながらの現実的な展開が好感が持たれます。が、私としては店長がなぜ大学生に惹かれたのかをもっと詳しく丁寧に書いてほしかったな…大学生の心の揺れる様は丁寧に描かれているのに、なぜ店長がそこまで好きになったのかが最後までよく分からなくて、説得力に欠けました。