レビュー一覧

あぁ...「名もなき恋のうた」題名そのまま。沢山の悲恋の中の、たった一つなのだけれども、こうも胸を打つのは.....。切なくて、今夜は中々眠れないかもしれません。津寺先生、ありがとう。素敵なコミカライズでした。恋物語に隠れてしまいますが、私達も含め、いずれ名も無く消えていくはずの者が未来に何かを残せた羨ましさも強く思います。有象無象その他大勢の生は、生きた痕跡など綺麗に消えてしまいますから。解ってはいても、焦ってしまうのです。悲しみ、人の強さへの感銘、羨ましさや焦り。色々混じった感情を胸キュンと呼ぶのでしょうか。甘酸っぱいと称するだけでは終わらない、イヤな年になっちゃったな、と思いながらも　こういう良書に会えるからマンガは止められないのです。

クレヨンしんちゃん劇場版の屈指の名作が真面目になっていてビビった（元々真面目だったけど）。作者さんが丁寧に原作を尊重して書いてくださっており、凄く好感を抱きました。それのみならず身分違いの恋、時代ゆえの連絡不備の悲喜劇、現代装備の使用と様々な要素が絡まり、けして現実の範囲を守って極端に成長しない主人公の視点で小国の姫と武士の恋を描く王道な物語になっています。ラストはネタバレになるので言えませんが賛否あるかもです。綺麗な読後感とあいまって一瞬で読み切ってしまいました。

しんちゃんのイメージ強いけど、マンガで読むと改めて、やっぱり良い話！

いい話でした。絵も綺麗で。ただ、話が短いのが残念でした。

男の子が戦国時代にタイムスリップしてそこで人々と交流する話ですが、男の子が出会うのが、姫とその家臣の侍。武家に生まれた者同士の儘ならない関係に切なさが募ります。無邪気な男の子と生真面目な侍との掛け合いも楽しい。後からやってきた男の子の両親と人々の交流も心が温まります。最後はすべての人がハッピーエンドとはなりませんが、それでも読後感はいいと思います。ただ、なぜタイムスリップできたのかとか、過去に行ってしまったことへの戸惑いとか苦労などの部分はだいぶ端折られてしまっているので、その辺も書かれていれば、さらに素晴らしい作品になったと思います。

主従関係？で報われないかもしれない、けど密かに思ってる感じが泣けます。

コミカライズのせいなのか、抑揚があまりなく淡々と詰め込んでお話が進んでいく様がちょっと残念でした。

奇想天外な話でしたが、名もない歴史の一ページを垣間見た気がして泣けました。

タイムスリップ時代劇ですね少年がというのは初めてのパターンで先が気になります

ハーレクインを読んで涙したのは初めてです。クレヨンしんちゃん版も何回か観てて、、ストーリーも知ってるはずなのに。本当に良い作品です。