レビュー一覧

木下けいこさんのイラストにつられて購入。霊が見える攻めｘ全く感じない受け。中学時代の親友同士で初恋の人、二人の再開と恋の行方を楽しみたかったのですが、恋愛部分はサラッと描かれていて余韻不足な感じです。

作品紹介にファンタジーも入ってましたが、ふんわりホラー(笑)あー、でももっと読みたい、 この二人で続編か、別カップルのスピンオフでもいい…可愛い見た目なのに中身はクールで大人の受け、哉くんがツボりました。

ホラー×BLラブストーリー。見える男×見えない男が出くわした、ちょっと怖い話。木下けい子先生のイラストに惹かれて読んだこの作品。ちょっと怖いですが、『ホラー』としての薄気味悪さは無いです。本筋はBLですから。本編は、受け視点で書かれています。でもこの受けの子、幽霊の類いは見えないし、感じないし、信じていないし、確固たる信念と強さがあって、動じない安定感があるんですよね。そんなキャラの視点なので、読手側も安心しちゃって、ハラハラ感は少ないし、BL的要素においても、ドキドキ感が少ないのです。肝が据わってますから。。。本編後の後日談というか、二人の中学生時代の回想は、見えてしまうことから、イロイロ翻弄される攻めの子の視点なので、読み手も一緒にドキドキできます。タイトルは、別の意味をかけた、とあとがきで著者も書いていますが、内容は『君しか見えない』から連想されるような、純愛ものではなく、多分に別の意味を表しています。初恋再会ものにホラーのエッセンスを加えた話。蓮司の視点で話を展開してもらえたら、楽しかったのかもしれません。

霊媒体質の攻め×見えない→信じない→最強の受けな中学時代の初恋再会カプ。霊媒体質ゆえに幽霊に怯えて受けを頼りにする攻めはヘタレぽくてかわいかったけど、大がかりな超常現象が起きまくるので好き嫌い分かれそう

そうか！「君しか見えない」のはソレだったんですね（笑）。そして頭の後ろも「君しか見えない」。楽しませていただきました。ソレはいわゆるアレですよ、皆さん。