レビュー一覧

こ、、これは、、ハーレクインロマンスだコレ。女の子でいいじゃんというよりむしろ男女間で読みたい。カシオさんすきなんだけどなぁ。今回はちょっと。。

恋愛に疎い大学教授×若い霊能者。プライドの高い教授が若い青年と初恋に翻弄されて最終的には形無しになってしまうストーリー。カシオ先生の独特の絵とレトロな時代背景がマッチしてて、とても素敵な作品でした～。表題作の他に売り専ボーイの短編が一話入ってて、そちらも面白かったです。

ウディアレン監督の映画”magic in moonlight ”に設定や場面転換などがそっくりなんですが、気のせいでしょうか？オマージュでしょうか？若くて魅力的なインチキ霊媒師と反オカルトの英国人年上頑固男、時代設定、出会い(友人からトリックを見破るように言われて見に行くが実際は友人が事前に情報を流していた)、霊媒師のパトロンと嫉妬、ドライブ中の突然の雨で雨宿り等々・・・。映画の方はNLで全年齢向けコメディですが。

前のレビュー者さんの言うことも「なるほどな」って感じなのですが、個人的には男女間で見たいとは思わなかったです。たぶん、私がNLあまり読まないせいですねw作家さん好きなので、作家さん買いです。叙情的なストーリーと、作家さん特有の絵はご健在なので楽しめました。ただ結構サクサク読めて、比べると私は作家さんの他の作品のほうが好きかなと思いました。もっと一人一人の心の動きが絡み合っていて、非常に煽情的なところが作家さんの作品の魅力の一つだと思いますので、それが今回は希薄かなという印象がありました。

カシオ先生買いです。最初に読んだ時はあまりピンときませんでした。教授が偏屈過ぎて、、、。でも何回か読むうちにすごくいい作品だなと思えてきて、今では大好きです。特に教授が跪くシーン。あのシーンにロマンスという言葉が凝縮されてる気がする。

ひと目惚れだったと思う。カシオ先生は言葉にならない感情を描く名手だ。オカルトを敵視する大学教授がいかにして、妖艶でどこか幼い青年と恋に落ちたのか。このプロセスが本作の核である。堅物で偏屈で、でもどこか憎めない教授のキャラクターが見ていて面白い。

作者買いです。リチャードとユーリの洋装や所作が美しく、目の保養です。いつもほどダークな要素はないのでカシオさんファンには物足りないかもしれませんが…個人的には、今回の無自覚の溺愛×健気なクール、みたいな組み合わせ好きです。紙書籍購入ですが表紙の美しさにうっとりします。

☆4.5。評価はちょっと甘めかもしれませんが、カシオさんらしい作品で好きなんです。顔もよく社会的地位もあって女性も寄ってくるが恋を知らない残念な攻めとか、ミステリアスで色っぽい受けが実は初心で健気なところとか。ストーリーや設定はジャンル問わずわりとありがちではあるんですが、それをうまく動かして鮮やかな恋を描くのが巧く、何度も味わいたくなります。

作者買いです。今回は自分的にアタリでした。同じ作品でまるっと一冊ではなかったのですが、他のお話も良かったです。そんなにクドイエッチもなくさらっと読むのにちょうど良い作品でした。

雰囲気はあるから好きな人は好きそうな感じ。でも私的には雰囲気で押し切ってるように思えて、人の心の動きが見えなかった。場面のつながりもよくわからず。