レビュー一覧

勝海舟が、江戸における薩摩による御用盗対策として、新撰組隊士に百姓をリクルートさせるところから話は始まります。歴史ものは究極のネタバレですが、これは、新選組や彰義隊などではなく、幕末農民ゲリラ、名もない兵士たちの物語なので、一撃隊の面々がどうなるかわからない。主人公の丑五郎をはじめ、米吉とか市とか和三郎とか農民ゲリラのキャラが立っていて、また、師匠の新選組隊士島田の冷静な立ち居振る舞い、相楽の厭らしさ、それぞれに思い入れが入ってくると、ちょっと辛くなってきます。ハッピーエンドにならないのは確実なので。純愛を語る伊牟田、暑苦しい、汚いおじさんですが、かっこいい。男女問わずもてますわ、これは。松本次郎先生の画力が神がっているのは周知ですが、最終巻、女郎屋での伊牟田対丑五郎の対決、圧巻です。実写化計画が進んでいるようですが、これ殺陣で再現できたら最高です。

面白いです。江戸時代に生きる農民のルサンチマンがテーマでしょうか。主人公たちは簡単に命を取られる弱い立場なので常に緊張感があり目が離せません。誰も死なないでとか頑張って出世してくれとか感情移入してしまいます。一見古臭い絵ですが妙にとっつきやすく読みやすいです。

松本次郎先生の作品は絵やキャラは凄く良いのですが話がイマイチなものが多いのですが、こちらは原作がしっかりしておりかなり面白い漫画でした。松本次郎先生の中では個人的に一番かと

面白かったです。無料分だけ見てたけど続きが気になって購入してしまいました。

途中までの展開を評価するだけに、最後はちょっと残念な終わり方です。

最終巻だけどさ、「大人事情」で簡潔に纏めてんじゃねーよ笑。最後の最後で全てが台無しだよ。尻切れトンボだよ。

面白い！この人の作品は難しいのが多いけど、これは普通に楽しめる！

百姓の選抜試験を行い、不逞浪士にぶつける気なのか。逆新選組か。続きがとても気になる。引っ張られます。

あっと言う間に全巻読破！余りにも面白く、また、せつないストーリー。登場人物全員のキャラが立っていると言うか、舞台で与えられた役割を見事に演じ切って、それぞれの最後の死に場所がとても印象的です。伊牟田、島田、米吉他の隊員達の今際の際の表情が凄く良くて切なくて、何度も何度も読み返してしまいます。画風も最初はガサツで器用とは言えない印象が、読み進むうちにいい味が染み出して愛着が湧いて来る、例えると、まるで伊牟田みたいな漫画でした。実写化したら良いなーと思います。

一気読みでした。刀がかくも切れ味鋭く、恐ろしいものだったと思わせる描写は圧巻。時代劇の映像が実に生ぬるいものだったと気づかされます。歴史漫画が好きな人なら、間違いなくハマれます。