レビュー一覧

椿だよりみたいなほのぼの感はないです。ちょっとせつないラブストーリーの短編集です。ぽとんと課題を置いていかれたような、、、しんみり、じわーっとしたい時に読み返したいとおもいました。絵は好みがあると思いますので、立ち読みされてから買う事をオススメします。

読みにくい。線がゆらいでて見にくい。話自体はとてもよかったのに。短編集ですがドの話の登場人物も魅力的です。ときどきはっとするような表情もあって、なんか、いい映画を見たのに、近眼でよく見えなかった、、、。そんなもやもやの残る読了感。サンプル画像のままなので、お好みの方にはその世界観は良いのでは。

先に「マリーゴールド」を読んでいて、そのなかに「樫井」を描いた作品が載っていて、それがとても切な過ぎた。「樫井」を読みたくて、こちらに辿り着いたけど、内藤の知らない、樫井の空白の時間が描かれていたのかな。この後、樫井は内藤の所にちゃんと帰れたのだろうか。気になっている。

表題作が前編・後編、他に〈元・同級生同士〉と、〈現役高校生同士〉と、〈男専門デリヘルで働く「カシイさん」に惹かれている、《客の学生》の話と《同じデリヘルに働く強がりな男の子》×２話〉、〈戸惑いながらDVプレイにはまりつつある二人〉、〈相手の想い人の代わりでもいいというしかない男とそれに甘んじる男〉、〈ピアニストと、その彼にしか見えない男〉、〈未来の恋人をクマのぬいぐるみ相手ににシミュレーションする男〉の短編集。後半は超・短編。ハピエンは表題作くらいで、後はこの先あまり望みがないと思われるせつないお話ばかり。絵が雰囲気あるといえばあるのだけど、その絵の描き込み具合で 時として見辛く、お話が「ん？どゆこと？」と少々分からなくなる事も。男同士の関係にハピエンというか、希望ばかりがあるとは思わないけど、ちょっと哀しい。ちょっと滅入る。キャンペーンで１チケだったから読んでみたけど、6チケはないかな…

流れるように物語が進んでいく。短編同士が少しリンクしていたりする。漫画を楽しむというよりアートだと思えば良い作品。人物の描きわけは未熟だからストーリーを理解しようとするとイラッとくる。1チケで満足です。

「椿～」シリーズｗこ読んでからイシノアヤ先生のファンです。特長のある優しいセンスある絵とお話が魅力です。１話目の「ドリップ」～「ＳＥＥＤ」、妹尾くんと、バイト先のマスターと不倫をしていたタカタのお話。妹尾君とタカタの互いを思う優しさにキュンです。「スウイートベイビー、ヘヴィーベイビー」は、１話目の最後の方にチラッと出て来る結婚式場で泣きじゃくってる男子のお話。高校同期だったカプの相方が結婚してしまい別れた数年後の再会。こちらはちょっと切なく、あーこの後どうなるかねぇとなるお話。「ロリーポップ」は高校生同士の未熟で自分達の気持も解って無いような、でも真っ直ぐでかわいい話。「ｌａｒｇｈｅｔｔｏ」も高校生が出てて、デリヘルボーイカシイさんとの切ない恋のお話。「置き去り」「スパァク」は、そのカシイさんと後輩のお話。このカシイさん、別作品にも登場します。「有卦入り」、陰陽道で幸運の年に入ることらしく、これもそうなのか。「センカイ」これもカシイさん？「ソリスト」ピアノソリストの夢のあるお話。「幸運な男」これは最高に可愛い！！！別作品、単行本で登場します。続きがすごく楽しみなお話です。

独特の個性あふれる絵柄で大ファンです。今作もよかったー。表題作が特に好き。満足しました。今作は短編集なので読みごたえの意味で星１つ減らしましたが、色々センスがあっていつもすごいと思います。

中編と、あとは短編がいくつも。どれも才能を感じさせる。切り取りがうまい。

幸福な男。その後も幸福でありますようにって思わずにいられない愛すべきキャラですね。

この先生の「椿だより」読んでカワイイけどBLって感じじゃないな。次に「トリガー」うっひゃー、書き下ろしまで面白い、BLからMLまで描き切ってる！「マリーゴールド」うん、かわいいね、BLだ。本作ね表題作はわかりやすくてもう一匹の野良猫はこんなに可愛かったのね、と思ったけど、短編がわかりづらかったなー。コレ、ピンとくる人はピンとくるんでしょうねー。せっかくのイシノ作品だ！もう一回読んでみよう！という感じです。