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レビュー一覧

坂の上の魔法使い

5点 4.7 390件
  • 4点 5
    283
  • 4点 4
    37
  • 4点 3
    11
  • 4点 2
    7
  • 4点 1
    5
  • 未購入レビューは星の評価(★)の対象外となります。
  • 2012-12-12
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    まぎれもない上質な物語。BLファンタジーでくくるにはもったいない。淡々とした表現と深く構築された世界観がとてもマッチしています。世界観も素晴らしいですが人物相関がまた素晴らしい。こんなに続きが読みたくなる作品は久しぶりです。作者の他の作品とは一線を画すエンターテインメント作品だと思います。早く続きが読みたいよー。

  • 2013-01-13
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    初期からの明治カナ子ファンでした。でも無条件で星5つにしたわけではないです。読んでみて、ほんとにこの作品を5つ星の評価をしたいと思ってつけました。今までの作者の作品とは全然違って魔法使いを題材にしているのでかなり迷ったものの、サンプルを読んでまあまあチケ3ならいいかと思ったら、めちゃハマりました。エロなんて全然ないです(とくに1巻目)。でも、王子と魔法使いリーの関係がすごく深くて良かったです。あと魔法使いとか使役とか、そういう設定も無理がないのでストーリーにすぐ入り込めました。作者の今までの作品には、ちょっと(たまにかなり)痛い系のSM的な描写があるのですが、この作品ではそれが魔法使いの一つの儀式のようなものの中に反映されていて興味深いところでした。あと、明治さんの作品のキーとしては「未熟な甘えたがりの子ども」と「甘えを受け入れる成熟な大人」が出てくるのですが、深い所でその関係性が逆転していて、結果両方がお互いを必要としているという、今までの明治作品によくある王道パターンですけど、最近の作品は少しマンネリか?と思っていましたが、今回魔法使いのシチュがすごく好作用してて、新鮮でした。リーとラベルと王と使役。この4人の関係がどうなっていくのか、早く続きを読みたいと思ってしかたないです。ただ、ストーリーが淡々と続いていくのと、絵が苦手な人もいるだろうなというのが正直なところですので、万人にオススメできないです。サンプルの内容がそのままずっと続いている感じです。でも、ハマったら、すごくハマりますけどね。。。私にとっては、久しぶりに読後に満足した作品です。

  • 2013-02-09
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    久々に凄い良い作品に出逢えました。Renta!さんに感謝。有難うございます。読んでて引き込まれました。他の方が既に書かれてるけど、私も本当に’大人の為の童話’だと思います。読んでて切なくなるし苦しくなるし、深いですね。続きが早く読みたいです。才能のある漫画家さんの多くが個性のある絵柄を編集者や大衆の好みに合わせて変えたり、需要に追いつく為に簡略化していくのが常ですけど、この漫画家さんの絵柄は本当に素敵で芸術的だと思うので、このまま変えずにこのままいって欲しい・・・と願います。

  • 2013-06-19
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    どんなふうに言えばこの作品の魅力を表現できるのでしょうか。他の方々も書いていらっしゃるとおりBLで括ってしまうには惜しい、でもこのジャンルだからこそ描けた世界なのかもしれません。ファンタジーの中にちょっとダークで残虐なシーンもありますが、作品を通して描かれるのは透明で穏やかで独特な質感のある世界だと感じます。キャラクターは単純に攻めとか受けとかに分けられないし、エロシーンも殆どありません。なのに濃厚なエロスを感じます。実はすでに紙媒体でも持っているのですが、この作品が好きすぎるので(笑)電子媒体でも購入してみました。PCで拡大して見ると明治さんの画が雑誌や単行本より大きい!きれい!緻密な画です。内容はまるかぶりですが(^^;私としては重複購入して後悔はしてないです。参考までに電子媒体3巻目「黄金の川岸」の内容は、単行本「黄金の川岸」本編と連載終了後に雑誌掲載されたスピンオフ「使役の自由時間」、本編単行本の中表紙に描かれている「カバー下の快楽」もラストに入っていました(笑えます)。しかし最終巻のカヌロス王素敵になりましたねー。姫の描かれ方も共感できました。

  • 2017-02-14
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    大好きな作品のひとつで、時間があるときには読み返したくなります。これはBLではないとよく言われていますし私も半分はそう思います。でもやっぱり根底にある一番大きなものは王とリーの愛で、それは友情であり主従の愛であり人間愛でもあるわけですけど、根源はBのL!これがないとこのお話は成立していません。というわけで私はBLと思って読んでますので、王のリーの髪への接吻に悶え、リーが王の寝室に行けなかった件に泣けます…。全てが回収される3巻にもいろいろ泣かされますが、ただの悲恋に終わらず結末に救われるのもこの作品の良いところ。とにかく読まないのは損だと言いたいです!

  • 2013-06-19
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    待望の三巻です。レンタさんに配信希望のメッセージを送り、毎日配信確認をしにきていた甲斐がありました。内容は大満足です。よくこの内容を三巻に纏められたなぁと感動します。白泉社あたりの雑誌で連載していたら看板のひとつにはなりそうな程の漫画ですが、普通の商業雑誌では蛇足がつき、ここまでの完成度は保てなかったろうなぁ…と夢想してみたりです。

  • ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    明治カナ子さんの作品をもっと出版してくれないかなあと思っていたところでした。カナ子さんとファンタジーがこれほど合うとは想像以上でした。妖しさを描かせたらカナ子さんは天才的ですね。非常に面白い作品です。

  • 2013-02-07
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    1巻はリーとラベルのほのぼのとした師弟関係のお話で楽しいです。2巻はラベルの父、王とリーの深く信頼しあう主従関係から次第に恋愛感情へとかわっていく過程がつづられていて、とてもシリアスな内容でした。その中で、1巻にも登場する魚がでてきて唯一笑えます。リー、ラベル、王、リーの師弟がどうからんでいくのかすごく気になります。

  • 2014-12-21
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    正直に言わせていただいて、何が良いのかわかりません。華も無ければ現実味もなく、終始暗く、起承転結も感じられず、BL感も無いに等しいと思います。ファンタジーの世界感も、私の中で広がっていきません。次こそは、次こそは? と思って巻を重ねましたが、重なったのは後悔だけでした。高評価の中、ここまで言うのは気がひけますが、私と同じ感性の方も中には居ると思い、あえて書かせてもらいます。

  • 2013-01-31
    ※このレビューにネタバレが含まれています。
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    大人になってから分かる、子供に優しくない深みのある絵本のようでもあり、現実の馴染みのない国の歴史の説明を受けているようでもある。作り込まれた世界観が楽しい。一巻はラベルから見たリーや世界についてが多く、ラベルの性格がポヤッとしているのもあって軽く読めるけど、二巻はラベルの父とリーの出会いから戴冠、婚礼に至るまで全編シリアスでちょっと重いです。あと個人的には魔法使いの力を奪う為の儀式→セックスである必要はないんじゃないかと。魔法使いなんだから。唯一ここだけ気になりましたが、とても良作で続きが気になります。あらゆる意味でラベルの存在に救われる作品。リー共々幸せを手に入れてほしいです。