レビュー一覧

前作で思わせぶりに描かれていた雪さんの背中のキズと過去。なんとなく、予想していたものではありましたがやはり重かったです。出産の際に妻が亡くなり、失意の男は生まれた子供を友人に託す。妻を愛していたあまり、息子が妻を奪ったのだと錯覚してしまいそうだったから。それでも、子供が６歳になる頃には落ち着き引き取るのだけど、男の闇は拭い去られてなどいなくて、そこから我が子を妻として作り替えていく…。 実父の妻として抱かれ、同じ入れ墨を刻まれ、精神的にひたすら「自分」を否定され支配されていた雪は、どうにか救出はされるけれど心の傷は負ったまま。過去に蓋をして生きてきた。 この作品では、そんな雪の過去と、「那波～」本編終了後。「氷英会」を狙う事件が多発し、その犯人を追ううちに雪が自らの過去と対峙することになり、本当に救われるまでが描かれています。 （この過去を想うと、本編の拷問レイプが更にキツい；保坂、指一本じゃ足らん！てなる…） ユキさんがタツに惹かれたのが、どのタイミングだったのかなーとか、どこになんだろう、とか、本編で気になっていたところなんで、ユキさんの想いがちゃんと描かれているのも良かった。全部が全部納得！ではないですけどｗ ★１つ減らしてるのは、やっぱり、もう少し早くに幼い雪を救い出せただろう、というモヤモヤが止まらないので。だってさー監禁されてたわけでもなく、組に預けられて、家に帰りたくないって、言ってたりもしたのに。成長するにつれて支配が強まり、情もあって言いだせなくなっていったのだろうとは思うけど、その前に、まだほんの幼い頃になら、どうにかしてあげられたんじゃないかなーと思わずにおれず。血縁家族至上主義なのに、ちょっとモヤってしまって。いやでも実際虐待とかって、そうやって見過ごされるものよね、という気も。 とにかく最後、ユキさんの笑顔が見られてよかった！

スピンオフなので前作を読んでいることがお約束。想像していた通り、内容は暗め。コメディ色が少ない分ストーリーに粗が見え、雪さんの過去も不憫で少々後味の悪さを感じた。ただ「那波～」を読み返すと毎回雪さんとタツのその後が見たい衝動に駆られるので、やっぱり必須本。その都度本作のイチャコラシーンだけ読んで満足しています。

スピンオフですので、これの前に必ず元本を読んで下さい。でないと何が何だかさっぱり分からないと思います。元本を読んでいる方はこれを読むことでとってもすっきりします。正直画力はイマイチなところがありますし、てんこもりな内容をこのページ数に収めるために結構端折ってしまってる部分もありますので（元本と同じ）、苦手な方も少なくないのではと思いますが・・・目が慣れてくると大丈夫です（笑）。不思議な魅力のある作家さんです。

「那波18歳♂ママになりました」を読んでいた時から、登場人物は多い上に顔の見分けが付け難く、更に流れが複雑な気がして、人物の繋がりが漸く整理できた時には正直…と思っていました。が、外伝なるものが8話まで出ているのを知ると迷わず購入し、9話を待ちに待ち完全版までしっかり購入。雪が心に残っていたんだなと。読了した時は、静かに涙が出ました。あの笑顔を見れたら。真にハマった瞬間だったなぁ～。胸に沁みるまでに相当な時間と忍耐が要りましたが、わたしは、、、好きです！

「那波18歳♂ママになりました」の雪さんのお話です。私は雪さんファンなので、今回雪さんの過去や白瀬とのそれからが描かれていてとてもよかったです。雪さんが幸せになれそうでヨカッタです。

シリーズが好きなので即買い。シリーズファンは買って損はないはず。雪さんがカワイイッス！

那波18歳~から読んでます。ユキさんが幸せになってよかった(^w^)まだ続き見たいから是非書いてほしいです！

絵は好みじゃないんですけど、このシリーズ読んでるとユキの続きが気になります。

レビューをあんまり書いたことがないので、自分の思ったこと、感じたことを書かせてもらいます。雪さんの過去話。過去があるから現在がある。まさにそんなお話。龍はいい男だけど、下っ端。下っ端のはずなのに、主要キャラ！！少し出てくる、宙がカワイイ！！もっと！もっと！このシリーズが続くといいのになぁと感じる作品でした。圭輔さんと那波、雪さんと龍、この人たちの今後がとても気になります！宙の成長も気になります！！作者さん、続きを書いてくれないかなぁ(^_^)

那波～のスピンオフ。本編から気になって仕方がなかった白瀬×雪。保坂でも圭輔でもなく白瀬とだった理由がこちらを読んでわかった。是非両方を読むことをおススメします。それにしても・・・雪父の事はいつか雪に教えてあげた方が良いのでは?もう父殺しの重荷をはずしてあげても大丈夫だと思うけどなー。