レビュー一覧

100円だったのとレビューが良かったので読んでみましたが本当に読んで良かったです。正直最初は絵柄もそんなに好みじゃなかったり娼婦になりたいなんて言ってる主人公に魅力を感じず、期待値かなり低かったのですが。他の方も言ってる通り、すごく世界観が独特で引き込まれました。思春期、青春、とか言う言葉を使うのは安易かなと思いますがそういったものがうまく描かれていて、最後本当に切なかった。もう終わりかと寂しい気持ちにもなったけれど、読者に結末を想像させてくれる余韻を残してくれる作品は良作だと思います。

今回無料キャンペーンで読ませていただきましたが、多分こんな機会がない限り読むこともなかった本だと思います。でも登場人物の心情がとても上手く書かれており、どんどん話しに引き込まれていきました。でも切ない・・・。この作家さんのほかの本も読ませて貰いましたがどれもグッと来るものがあります。是非読んでみてください

主人公の素直な気持ちや惹かれてく気持ちが丁寧に描かれていて凄く読みやすい人間臭いリアルな雰囲気面白かったラストはスッキリしないけどそれが余計にはまりこむのかも

何かこの作者さんの感性、物凄く好きです。ラストは決してこのノリのまんま行かないところがまた、苦しくて？いいです。現実っぽいんですかね？？甘くないというか、悪くないというか、だから切なくて、堪らなくなるのかも。

レビューが良くて、最初は思春期の悩みのような感じで良かったのですが、ラストが意味不明です。読まなければ良かったとさえ思います。

母親が職業を持たないために、成人女性のモデル像を持てなかった少女たちの物語。身近にそうした人物がいなければ、居場所を変えて探す自助努力が必要ですが、このメッセージを作者が精製しきれずに描き始めた荒削りさが否めない。ラストが整わなかった理由はここだと思います。作中、出てくる男の子が爽やかなので☆二つ。自分の家庭を持つと、伸びるタイプの作家さんと思います。とりあえず大切な人を護りたいなら、身銭を切る必要もある事を知って欲しい。害なく優しくしていればいいってものじゃない。

高評価だったので読んでみたら大当たりでした！紹介文から主人公の恋愛やエロに主眼を置いた作品なのかと思いましたが、そういう要素はあまりなく、物語の中心は主人公ハタナカと図書委員アサミのサバサバした（？）友人関係です。（恋愛要素は、アサミに惚れていてちょくちょく２人に絡んでくる本田ぐらいですね〜彼もまたいいキャラでした）アサミには売春をしてるという噂があったり片道２時間かけて登校してきたりと複雑そうな過去がうかがえ、互いに惹かれ親しくなりつつもなかなか難しい距離感で話は進みます。ラストはやや切なめですが、読後に残るものがあり、一読の価値ありだと思います。

気になってた漫画が無料で読めてよかったです。ケーコちゃんの学校事情はうんうん、最近はこんなもんだろうなと思いながら読んでましたが、浅見のほうが時代遅れのヤンキーばっかりな地方出身ってすんごく違和感ありすぎでした。田舎でもいまどき無いでしょう。ラストは納得いかないし残念でした。ハッピーともバッドとも違う中途半端エンドだし。

真実は藪の中…って終わり方…読み終わった後、何を読んでいたんだっけ、何の話なんだっけ？ってなる。ハタナカのアサミに対するトクベツな心情を事細かにかいてある…ただそういう話。

二宮ひかる作品の中では異質な話です。タイトルとは逆に全然甘くなく、死が暗示されて終わっています。どんなに考えても、結局アザミは何を想って、どこに行ってしまったのか永遠に分からない。クラスの集合写真だけに存在している「丸枠で端っこに小さく写ってるクラスメート」について、誰も覚えていないのと似ています。