レビュー一覧

レビュー見たら、どうもクズが出ているせいで評価が下がってるっぽい。経験上そういう理由で評価が下がっている作品って、内容は面白いことが多いんです。48ｈもあるので試しに、と思って読みましたが、良かった～。泥臭い表現ながら各人の心理描写も破綻してなくて、納得できました。問題の兄にしても(あるいはヨイチにしても直にしても)、悪い奴っぽく描かれているから嫌悪感あるのはわかりますが、子どもの頃なんてみんな未熟で、故意にも無意識にも他人を傷つけながら大人になるもの。一度でも過ちを犯した奴は幸せになるな、みたいなのは私は違和感あるので…。皆勇気を出して踏み出した一歩が幸せにつながっていて応援したくなります。最後の短編も必死な二人がとっても良かったし、読後感爽やか。

登場人物ほぼ全員性格悪いってどうなんですか……w　兄貴が最強最悪に性格悪く、読んでいて不快指数MAXでした。報いも受けず逃げ切り終了。意味分かりません。基本全員、気持ちが分かり辛く、話の展開はほぼ感情論で進んでいきます。その癖良い所に落とそうとしてふんわり良い話風に終わらせようとする所が納得いかず……、読み終わった読後感はあまりよくありません。（いやこれ良い話じゃないから！と心の中でツッコミ入れまくり）サンプルの時点では面白そうで期待したんですが、期待はずれも良い所。鬱蒼とした話のような雰囲気な癖に脇キャラのギャグ加減とかでそうもなりきれず。酷い事をしてるのに綺麗な自分に憧れるキャラばっか。絵はキレイだったのでそれだけで☆2を付けたかった所ですが、釈然としない気持ちが残りすぎたので☆1です。過去に虐めた側の話の掘り下げとかどうでも良いですよ。どう解釈してもそちら側のキャラに感情移入は出来ません。表題作で1冊まるごと描いて欲しかった。

誰にも触れさせないでの主人公の兄がグズ過ぎて胸糞悪いです。私なら兄の結婚ぶち壊します。こいつ二人に土下座して謝るべきだし、それまで結婚すべきでわないです。この最悪兄のせいで読む気がうせた。弟の友達脅迫してレイプして悪びれずって人としてグズすぎる。ありえない！こういうの無理な人は絶対読んじゃだめです！あー、本当に無理！これだけで、他はいいのに台無しです！

初コミックとのことですが、絵も、お話も丁寧で好感が持てました。甘酸っぱい、青い、若いモヤモヤが伝わってくる作品集です。表題の高校生のお話と、表題主人公を田舎へ追いやった原因になった少年の大学進学後のスピンオフ、書道部の高校生のお話が入っています。48時間もあるのでぜひ試してもらいたい作品です。

表題作は短くて短編です。これだけだったら皆さん言われてる切ない系ハピエン、いいお話でした。メインの「誰にも触れさせないで」が3話あり表題作とつながってるので、ひとつの長いお話として読めると思います。最後に収録されてる「花よりほかに」これだけ別のお話です。メインのお話は、とてもじゃないけど切ない系ハピエンととらえることはできません。人として最低なことをして人の心をズタズタに傷つけた2人が後悔に酔いながら幸せになる話です。相手が自殺しててもおかしくないことをしておいて、結果論として相手が立ち直ってくれたから僕たちも幸せになってもいいよね、というお話です。人は大なり小なり、傷つけたり傷つけられたりして大人になっていくものですが、これはそういうボーダーラインを越えています。。読後感の悪いストーリーでした。最後の短編がかわいかったので、☆プラスで。

表紙のCPだけなら☆5でした。が、皆さん仰ってるように2作目CPが胸糞すぎます。勝手な理由で周りを傷つけるだけ傷つけておいて、自分たちはちゃっかりくっつくとかありえない。受け攻めのみならず、攻めの兄・攻めの友人までもがクソだし…。唯一マトモな登場人物が当て馬女子のみ、ってBL的にどうなんでしょうか？ラストは強引に皆笑顔で大団円ぽく描かれていますが、このCPに傷つけられた人達のことを思うとシラけますし、結局こいつらには何のお咎めもなし？と思ってしまいます。くっつかなければまだ綺麗な終わり方だったのに、本当に胸糞。1作目の藤宮×三浦がとても素敵な二人だったので無期限にしたかったですが、ページの大半が2作目CPに割かれているので残念ながら48時間で切りました。

限定レンタルで読みましたが、内容は凄く満足しています。お花畑BLではなくリアルに近い感じで、だから葛藤が色々とありますので、切ない系ハピエンがお好きな人向き。表題作と別のお話が収録されてますが、こちらは表題作の派生話なので、主人公が変わっても同じ世界線です。レビューの中で随分サブ話の主人公の兄について嫌な書き方をされている方がいらっしゃいますが、お互い逃避行するように関係を持った感じでそこまで非難されるようなキャラクターではありません。絵もお話も丁寧で、一読する価値あります。

良いですねぇ~。何か甘酸っぱくて、切なくて、学生時代の、自分の、不器用な恋愛なんかも思い出してしまった…。透明感のある絵が、同性を愛してしまった少年たちの、心の葛藤や悲しみを､なお引き立たせて、切なくて甘い。エロは好き同士では、ほぼありませんが、絵に色香があるので、これはこれでよろしいかと。ハッピーエンドで、安心しました♪

いやあ～良かった！！これ、以前気になって購入しようとしたのですが、不評なレビューに怖じ気付いて断念していました…が、その後の好評なレビューを信じ勇気を出して購入！…信じて良かった…素敵な作品を見逃すところでした。で、賛否両論のお兄ちゃんですが、え～、そんなに悪者かなあ…。その時その時、それぞれがそれぞれの気持ちや思惑の中で正直に行動していただけで、私には作品の価値を落とすまでの行為とは思えませんでした。感想に戻りますが、私は最初の話のカップルがお気に入り。二人の気持ちが丁寧且つゆっくりと描かれていて(性格を表すような方言の使い方もイイ)、心にじんわりと染み入る良作でした。これからこの作者様をチェックしていきたいと思います。

表題作は星5でしたが、次の転校する原因となったカップルの話は嫌いだったので星削りました。カップルの兄が最低。なんで最後いい人みたいになってんのかわからない。兄がいなきゃこんなにこじれなかったんだよ