レビュー一覧

「十日間だけの花婿」「悩める愛人」「百万ドルの償い」「ダイヤモンドは誰の胸に」のスピン・オフ。憧れが初恋に、そして愛に。ロマンスならではです（笑）　誠実で健気、それでいて芯の通っているヒロインに好感が持てます。一般的にみたら、年齢とか、状況とか、ヒーローは確かにまとも。だけど、やっぱり、ここはロマンスに生きてもらわなくっちゃ（笑）　ドラマチックで感傷的、絵柄のせいかシリアスさは良くも悪くも軽減されていて深みはないけれど、それが気持ちよく読める良さでもあると思う。私は結構好きでした。

復讐に燃えるヒーローですが、どれも納得のいく理由でした。そりゃあそんなことがあったら復讐したくもなるよね！わかるわかる。ヒロインがヒーローと関係を持った10代の件を若さゆえの愚かしい考えだったと言ってたけど、大人になっても全然変わってない(笑)ずーっとヒーローに対してムラムラしてます。ストーリーよりもヒロインがずっと欲求不満にしか見えなくて、話が頭に入ってこなかったなあ。

なにこの胸糞悪さ…。十代の子に手を出しといて間違いだとか、二度と同じ間違いが起きないようお互い距離を置いた方がいいとか、よく言えるな…。他の女性と結婚してその子供の面倒見せてるし、距離置くんじゃなかったの？ヒロインはヒロインでその時の事を十代の愚かさと言いつつ、迫りまくる。復讐がどうとか、子供の父親だとか色々あるけどこの二人に全く惹かれなかった。

会社や家族ぐるみの復讐話が入り、ややこしい話でした、

「十日間だけの花婿」「悩める愛人」「百万ドルの償い」「ダイヤモンドは誰の胸に」「唇の刻印」「忘れじの舞踏会」と続いた疑惑のジュエリー・シリーズ。すべての漫画化が小倉つくし先生というのも、実は結構すごいことなんですよ。原作のシリーズ自体、別々の先生の競作でしたしね。2014年から2016年まで漫画化に時間がかかっているのですが、その間、それほど評価が高いとは言えず。メンタル的にも大変だったろうなぁと推察します。まぁ、それはさておき、今作の内容自体は、私にはあんまりすっきりとはしませんでした。そもそも1冊の中に復讐劇とH／Hの恋愛模様の両立は、どちらも不完全燃焼って気がします。そしてヒロインを11年もの間、中途半端な状況で放置、その後もうだうだ状態。いい加減、読んでるこっちが疲れました。何か物足りない気持ちで読了しました。

お得な期間だったので借りてみました。ヒロインはずーっとヒーローのことが好きだったんですね。ヒーローも惹かれてはいるが自分の気持ちを認められない・・ならどうして？と男性心理なのでしょうが理解ができなかったです。初先生でしたが絵はキレイで読みやすかったです。

ヒーローが…ヒーローが…。ヘナチョコだなぁ。ヒロインは愛情深いけど、欲情も強い！（笑）

高校生の頃からずっと想いを寄せていたヒーローと心が通じ合えて良かったです。ヒーロー息子も可愛かったデス。結婚後の２人をもっと見たかったな。

「疑惑のジュエリー」シリーズの6作目。これが最終話ですね。複雑な関係のハモンド家とブラックストーン家。長年対立していますが相手の会社で働いている人もいたりで、本当に複雑です。ヒーローの妻はブラックストーンの社長と同じ飛行機に乗っていて亡くなっています。なぜ一緒に乗っていたのかが分からず、不倫していたのでは？息子は本当は自分の子供ではないのでは？と疑惑が。面倒を見てくれるヒロインをママと呼んでしまうヒーローの息子ブレイク。息子を置いて商談に行こうとするヒーローにヒロインは連れて行けと迫ります。そしてヒーローにも迫ります。若い頃に一度関係を持っている2人ですが罪悪感を持ってしまったヒーローはヒロインを未だに避けてます。ヒーローから迫っておいて「また間違いだ」なんて言われたらいたたまれない気持ちになりますよね。ヒロインの助言で息子との鑑定をし実子だと分かり、今度は亡き妻とブラックストーンの社長との親子鑑定をします。ここからまた両家の対立があったりしますがヒーローを一途に思う気持ちが通じて結果長年の遺恨は消えてハッピーエンド。登場人物が多く入り混じって複雑なので大変でしたが面白かったです。

ヒーローの復讐は別として、昔からヒーローの事が好きなヒロインですが、ここまで拒否されて、良く頑張ったなーと思いました。ヒーロー最低だわ。ヒーローは取り返しのつかなくなる一歩手前でヒロインに対する気持ちに素直になれてよかったです。