レビュー一覧

中途半端に読む事はお勧めしません。私は1巻途中で断念しました。30代後半以降の方は「コンクリート」で反応すると思います。あれ以上に凄惨な事件は無いと思います。ですのでこの漫画も読む事はできません。

あの事件を漫画にしようなんて思うなら、中途半端にフィクションにしないで真実のストーリーにして世の中に出すべきだと思う。実際はどれだけ残虐な結末だったか。それが出来ないなら、こんな話を漫画にしてはならないと思う。そもそも漫画で描くべき題材の枠を越えてるんだから。

買う気はなく2巻を間違って購入した為に全巻買ってしまいました。漫画の上手い下手うんぬんじゃなく重い内容で気持ちが凹みます。女の子のお子さんがいる方にはオススメできません。加害者達の精神状態も自分の事しか考えてなく本当に悲しくなります。でも、実際に自分の身勝手な思いで人を人だと思わない人は罪をおかしても自分の事しか考えないのかもしれないと思いました。現実で起きている事はもっと残酷で残忍なニュースが溢れています。罪に対して未成年というくくりは必要なのか？と改めて考えさせられました。

最悪です。なぜ、今更この事件をこんな浅薄な形で可視化するのか意味が分かりません。小説やゲームの模倣による犯罪が社会問題化している中で、よくこんなものを出版しようと思ったなぁと呆れ返りました。しかも年齢制限なく読めるネット上で無料でばらまいて。最後まで読めば、メッセージが伝わるように作っているという反論は論外だと思います。興味本位で途中までしか読まない人がいることは考えたのでしょうか。この事件を思い出すことで、胸の痛む人がいることは考えたのでしょうか？この事件の結末が、被害者側にとって無念としかいいようのないものであることを承知したうえで、作品化したのでしょうか。この事件は映画化されたこともありましたが、あまりにも残忍なこの事件をよく映像化しようと思ったもんだと、子を持つ母として理解することができませんでした。今度は漫画ですか。何か意図があっての企画かと思い、１巻だけ読みましたが、もう勘弁してくれって感じで憤りしか覚えません。

現実に起きた少年犯罪がベースになっています。残酷な描写もありますが、それがメインではなくまた興味本位な取り上げられ方でもないので、誠実な書き手だと思います。「無関心」「事なかれ」「自分の身だけがかわいい」といった誰でも抱きがちな感情が、少年たちの犯罪の残酷さを加速させていく過程がよくわかりました。救いがあるのは妹ミキのひたむきな行動力、救いがないのは事件が解決してもなお被害者の死を望むヒロキ。個人的には、あまりはっきりとしたキャラ設定をされていないフルヤが気になりました。心の闇をのぞく勇気のある方にはおすすめの作品です。

本当の事件とは全く違います。なぜこのストーリーにしたのか…正直私はこの事件について知りませんでした。たまたま知る機会がありネットや新聞を探し、その事実を知りました。実際はもっと残酷です。長期間に渡っています。漫画なら分かりやすく伝えてくれるかと思い、読んでみましたが、最初から…最後も全く別物。伝えたい気持ちがあるなら、きちんと事実を書いてほしいです。

この事件よく知ってます。一巻が無料だったので購入しましたが、途中で断念しました。とても見られない。このような犯罪がこの世から無くなる事を願っています。

気楽に頁を捲れる話ではないと思います、だからこそ風化させてはいけないと思います。出来るだけ多くの方に御読んで頂きたいです。自分自身、ナンパから強引に車に引きずり込まれそうになった事もあります。一歩間違えば…そう思うと震えが走ります。既に加害者は世間で暮らしています。結婚して子供もいると聞きました。本当の事件は、この物語よりも悲惨でした。家族に、友人に、大切な人にこんな事があったら…、それを防ぐ為には…。考えさせられる内容です。

あの事件のドキュメンタリーだと思ったのですが、違いました。全部読まなかった方がレビューを書いていますが、それで勘違いしてしまいました。結末は、実際の事件とはちがいます。ドキュメンタリーとして加害者の心の闇とか、加害者家族の環境などを検証するものであったら、まだ少しは意味があったかもしれませんが、被害者を物語上で救うだけならこの作品になんの意味があるのかとかえって疑問に思います。

頭をガツンと殴られたかのような読後感です。身体、女性という性、人間としての尊厳が踏みにじられることに、途中苦しくて読めないシーンもありました。 自らの欲望や衝動だけで行動するミヤモト、我が身可愛さに言い訳し、被害者の痛みなど考えず反省などしないヒロキ、我が子の犯行に気づきながら見て見ぬふりをする親。 人がここまで残酷になれるのか？卑怯になれるのか？そしてこれは、実際にあった事件をモデルにしている。 けれどラストを少女が救い出される結末にしたことで、この作品は希望の光を投げ掛けたったのだと思います。そして妹ミキの姿に人間の善の部分を託したかったのだと思います。決して気軽に読める作品ではないけれど、読んでほしい作品です。考えさせられる作品です。