レビュー一覧

住む家や土地について考えるのに、とても分かりやすく為になる１冊でした。やはり安いから、霊を信じてないから…て安易に購入するのはあぶないようです（苦笑）事故物件の購入または借りる事を検討されている人には是非読んで頂きたいです。

事故物件は色々あるんですね。勉強になりました。

全９話で、１話２話は自力で探した（？）物件、３話から７話は自己物件を専門に扱う不動産屋からの紹介、８話は作者の持ち物件、９話は自己物件サイトの管理人からの紹介です。今までに誰も亡くなってない土地などあるはずもないのですが、それでも過去の影響が色濃く残る事例があるとのことです。個々の物件の問題ではないものや、建て替えても影響が残るもの、建て替える必要のないもの、人との相性によって行動に影響を与えるものなどが登場します。頭からは信じられないけれど、それでも知ってしまうと避けるのが無難だと思ってしまいます。心理的瑕疵ってやっぱり大きい。せっかく霊能者と同行しているのだからもっと突っ込んだ話をして欲しいです。作者目線の思い込みやただの感想にコマを割きすぎてて、もったいない企画になっています。

曰く付き物件ってどんなだろう…という興味から借りてみました。読んだ感想は、前置きが長かったり作者の感想が多かったのでせっかく霊能者の方をつれているのだからそっち系統の話を聞いてみたかったですね。家を借りたり買ったりするときに心に留めておこうという気持ちにはなりました。

こわ〜い、笑えるけどある意味笑えない。今物件を探している身としては、ゾッとしました。かくいう私も昔家族で住んでいた借家は立派な訳あり物件。事故物件では無かったけれど、よく考えてみればポルターガイスト現象なんかの心霊現象がすごかった。家賃も相場と比べるとかなり破格。大家さんが良心的と思っていたけれど、あれって訳ありだったんですよね。読んでいて痛感しました。よく30年近く住んだなぁ…。この作品から考えると、私たち家族もある意味相性が悪く無かったのかも。

サンプルを見て、興味が出て購入。事故物件は、全体的に暗くて汚れているイメージがあったが、割と予想通りだった。そして、予想した通り霊媒師が「霊いますね。」と言い、思った通り、みんな家に入る前から「なんか気持悪いね。」がっていた。全く予想通りの作品でした。

こういう話は、登場する霊能力者に信憑性が感じられるかどうかがポイントになります。サンプルにあった１話目で「うーん、企画は面白いけどこれはちょっとスルーかな」と思ったのですが、途中で終わった２話目の続きが気になり、レンタル48時間ポチってしまいました。結局、玄関の変な構造についての説明はなく、ガッカリしました。その後の話でも霊能力者の言葉に説得力が感じられず、１チケとは言え損した気分です。最後に大島てる氏が登場したり、不動産業の豆知識的な部分は結構面白かったので、その分ちょっとだけプラスです。

事故物件と一言で言っても、色々なパターンがあるのだな・・と興味深かったです。とくにA地区の話が。怖い、気持ち悪い、それだけで片付けられない問題が沢山描かれていて、住むところって大事なんだなと考えさせられました。

事故物件て、結構軽く受け止めていました。 匂いやシミがなければいいや、程度に。しかし前の住人の念がここまで残るのだなと思うと恐ろしさを感じました

東條さんの今回のようなルポ漫画やエッセイ系の漫画は個性が光るので好みが分かれるけれど私自身は好きです。今回の事故物件、わけあり物件も大家さんならではの視点と霊能者の方の感覚や解決方法など面白かったです。同じ条件なのになんで格安なんだろう？と思ったらちょっと過去を調べるのも楽しいかもしれないですね。色々勉強になりました。