レビュー一覧

うわーーーー何いまごろキター！！！あまりにびっくりして久々にレビュー書いてしまった。言わずもがな「窮鼠」「俎上」の水城せとなの初期作品。はっきり言って絵はド下手です。人物の書き分けもできてない。でも今風の絵柄よりずーっと味わいがあるんだ。読んでくとわかる人にはわかる。水城作品で１，２を争って私が好きな作品がコレ。心を鷲づかみにされるのよ。絵が下手でもなんでもそういうことってあるの、と思わせてくれた作品です。「情熱の行方を知りたかった」…けだし、名セリフ。ただのBLじゃないBLを求めてる方、オススメ。

水城先生は元々BL作家さんで、この作品は20年くらい前の作品です。当時、私は水城先生の作品が大好きで、全て紙で持ってましたが訳あって全て処分してしまいました。今になって読みたいと思っても売ってなくて、電子もなくて…なのに！まさかレンタさんで出てくるなんて！！即買いしましたー(*￣∇￣)これは水城先生のBL作品の中でbest3に入ります。神学校での話ですが、学校にバレるまでの二人の空気感、裁判時の二人の気持ち、刑執行の時の吉祥…どれも泣きそうになります。正直、最近のBL作品のようなエロさはありませんが、ストーリーと空気感は最高です！また、読めて幸せです(*´∀｀*)

20年程前に書籍購入しました。大好きな作品で何度も何度も読み返しては毎回いつも涙していました。結婚を機に処分してしまったのがずっと何年も後悔していて。レンタさんでダメもとでリクエストしてみたら今回配信されたので、すごく嬉しかったです。ありがとうございます！やっぱり読みながら泣いてしまいました。吉祥の葵への告白シーンは涙なしでは読めません。他の方が書かれているように当時のBLはHシーンが今よりも全然少なくあっさり描かれているので、エロ目的の方は物足りないかと思いますが私には十分満足です。本当にありがとうごさまいました。

水城さんの「いつか好きだと言って」が大好きです。こちらも電子化希望。下にバッドエンドかとの質問ありますが、これをハッピーエンドと捉えるかバッドエンドと捉えるかはそれぞれかと。「ロミオとジュリエット」はシェークスピアの３大悲劇には入らないそうです。「悲恋」だけど「悲劇」ではないからだそうで。そういう意味ではこれも「悲劇」ではなく「悲恋」かなぁ。「いつか好きだと言って」もそうですが、泣けるけど「ああ、よかった」と私は思いました。

すごいなぁ。圧倒されました。最近のＢＬとは一線を画してます。読みごたえあり。劇的過ぎて、最後はえっっ！と思いましたけど。画力はびっくりするほど…アレです…！窮鼠・俎上を読んでなかったら私は手を出さなかっただろうなと思いました。絵は我慢して読んでみる価値ありだと思います。

面白かったです。この方が書くBL凄い好きです。もっと評価されても良いのに。

水城せとなさんの作品は作者買いしてます。絵が古いですが、絵で魅せるタイプというより人物の複雑な心理描写や、掛け合いなど、人間と人間の描写で魅せていくタイプなので古い絵が苦手でも読めます。それにしても昔から悪い男を描くのが好きみたいですね。教師に軽くゆすられて友人を売ってしまうあたりとか、水城さんらしい展開です。悪い男が出てくる漫画が好きなので面白かったです。

エロよりストーリー重視の人に読んで欲しい作品。これ、同人誌で出されてて今でもその時の持ってます。当時の同人誌界隈でも群を抜いてストーリー重視の作品を書かれる方でした。それが…まぁ名前を変えて商業誌になっても全然違和感なし（これでも一応某アイドルグループのキャラクターを使った同人誌なんですが）設定もですが最後まで先が読めない上に最後でそれかよ！ってなります。その流れも全然不自然じゃない切なさ。個人的には同性愛とかよりこの頃の水城さんの作品の方が好き。（同性愛とか長編は何かラストがこれかよってなっちゃいます）この作品が電子になるなら「いつか好きだと言って」も電子にならないですかね・・・（持ってますが）

雰囲気のあるBLを書かれる先生です。BLではない漫画もすごく面白いのですが、これまたBLでもその良さが出ていて、素晴らしいです！！

今や人気作家となった水城せとなさんの初期作品です。ものすごく好きな作品でした。やはりこの頃から力のある作家さんだったなぁと思います。一冊でこの独特の世界観にどっぷり浸れ、作中の夏の暑ささえも感じられるほど。深く印象に残る作品です。