レビュー一覧

とても切なくて美しいお話しでした。日常の小さな幸せと2人其々に想い合う深い愛情に感動しました。

凄く切なかったけど...一気に読んでしまいました。面白かった。まだまだ読んでいたかった。電信柱の話が好きだな。

ゲイ×ノンケのカプのお話です。同じマンションに住んでいて、出会いは宅配荷物の取り違えから。くっつくのは意外と早いけど、そこからが修羅の道だったと思いました。受けの諒一のとっては。1番気持ちが盛り上がってるところで、攻めの司の記憶喪失。どうやっても思い出してくれない司と向き合うことに決めた諒一。今までは石橋も叩かない渡らないと決めていた諒一なのに。そして司が自分を待ち、受け入れ、愛してくれたように、諒一も待ち、受け入れ司を愛するのです。電信柱のエピソード、すごく良かったです。

表紙のどちらが沖野(攻め)か、諒一(受け)か分からず、購入するまでだいぶ調べた作品。皆さん名前で攻め受けは教えてくれるんだケド、表紙のどちらが攻めになるとかは教えてくれない…。サンプル読んでも判断出来ない。こんなに攻め受けの見た目にこだわりがあるのは自分ぐらいしか居ないのかな…orzと思いつつ、でも黒髪受けじゃなきゃ読みたくないし…と調べてみました。かなり検索かけて、ノベル版の櫻井しゅしゅしゅさんの表紙に辿り着き、やっと茶髪が攻めで、黒髪が受けなコトが分かりました。攻め受けは、表紙or内容紹介orサンプルのいずれかで分かるようになると嬉しいんだケドな…。 鳩村衣杏さん、今まで相性が悪い作家さんだと思っていましたが、コチラの作品はいつまでも心に残る作品になりそうです。前半と後半で、攻めと受けのイニシアチブが入れ替わるストーリー構成が上手いな…と感じました。タイトル通り、リフレイン(繰り返す)して行くストーリーで、攻めの気持ちを、後から受けも体験して行く展開に感心しました。心情描写も丁寧なので話に入って行きやすく、受け視点ながらも、攻めの気持ちも見せてくれる場面もあり、良かったです。攻めも受けも、優しくて.誠実で.健気な人柄で、切なく泣けるトコロもあり、希望の持てる終わり方も良かったです。

あっという間に読み終えた感があります。沖野が記憶喪失になってからの沖野自身の葛藤がもっとみれたら良かったかな。沖野が自分の中で消化してから吉永の前に現れるので、そこだけちょっと消化不良です…。あとは挿絵も含めて良かったです。

個人的にはハマりませんでした。ノンケが攻を受け入れるまでは面白くどんどん読み進められましたが、攻が記憶を無くして、二人が再び結ばれる間が期待より響いてこなかったのが残念。最後はザーッて読んでしまいました。

日常系というか、目の前で起こった事が淡々と進んで行きます。基本的には受け視点ですが、攻めの日記を読むことで、攻め側の視点に変化するのも面白いです。ネタバレになるので控えますが、後半のショートで書かれたストーリーが好きです。