レビュー一覧

この作家さんの短篇集を過去にいくつか借りています。短編に関して言えば、絵もお話も好きです。今回は長編を読んでみようと思い、こちらの作品をレンタルしてみました。ヒーロー側の「非常に鋭い嗅覚の持ち主」という設定は良いと思います。それに関する複雑な生い立ち、ヒロインとの学生時代の関係性など、お話の持っていき方が上手だと思いました。ただ、ヒロイン側の「触覚にこだわりがある」的な設定は、不要だと思いました。無駄にストーリーを複雑にしていて、邪魔な要素に感じました。（この「触覚」が2巻以降のストーリ展開において重要な役割を担うのなら別ですが。）ヒーロー側でもヒロイン側でも、双方で問題を抱えているのは重くなりすぎるというか、両方の問題を同時に追うのがしんどいというか…。勝手な意見かもしれませんが、どちらか一方はごく普通の人の設定であってほしかったです。

好きな雰囲気な作品だったので気になっていました。2巻までしか読んでいませんが、なんとなくストーリー全体がまわりくどく感じてしまい、それ以上は興味がなくなってしまいました。

調香師と古本屋店主のかおる恋模様ですが、ヒロインにあまり魅力を感じませんでした。

楽しく読ませていただいてますが 話が進まな過ぎて飽きてきました。 もう少し テンポよく 進んでほしいです。

香りがテーマのお話。私も香水とか好きなので気になって読んでみた。体臭と体温で香水の香りも変わっていくし、かなりデリケート。五感のどれかが鋭いと、人より色々な情報が入ってきて大変だろうなーとは思う。ただ、それで心を閉ざしてるというか抑えているのか、本人の性格なのかまだ分からない。お互い学生の頃は思いいれなかった筈なのに、男性恐怖症からのヒロインの心情変化がちょっと唐突。心理描写が下手というか…。気持を押し付けてくる人が怖くて、一線置いてるような人を好きになったのに、今度はそれを嫌がる…分からなくもないけど、我侭じゃないかなぁ。ていうかどこを好きになったのか。

あーーーなに？どきどきしたわー！！なにー？なにこれ？作品の中の空気？がすごくすき。九条くんが廿楽さんのこと好きすぎるのがすき。

この作者さんの描く男子がとても好きです。気持ちを上手く表現できない不器用な２人にキュンキュンきます！

画が好きな事と調香師という仕事も興味があり面白かったのですが、主人公の感情についていけないかな。触られるのが苦手なのに九条君との関係が深まるのが唐突に感じました。

ちょっとご都合主義的な部分はありますが、設定も凝っていて良かったです。二人の今後が楽しみです。

キレイなストーリーと画で大人女子の心も満たされます