レビュー一覧

作家買いです。単品で購入していたので悩みましたがおまけに負けて購入してしまいました。結果大満足です。線は細いけどきれいな絵です。この人の描く男の人とちょっとずれた感じの可愛い女の人が好きです。

この世界観、空気感にはまるかはまらないか。作品から立ち上る匂い、温度、湿度、手触り、あかり、ゆらぎ…好きです。建物、古本、月夜、雨、官能的です。登場人物たちが直接言葉をかわすことよりも、そこへいくまでの心の動きや感覚的なことが膨大で…やっと言葉にしても上手くはつたわらなくて…何となくわかる気がするんです。

高評価ですが、個人的には面白くなかった。如何にも意味深に勿体ぶってそれでいて実はこれといって中身がない薄っぺらな内容に思う。特に主人公のヒロインが男性恐怖症？普通に好意を持たれただけで何かされたわけでもないのに、異様に怖がっている。その直後に突然、人に触りたいといい、抱きつく。え？仕事辞めるほど怖いんじゃなかったの？普通にその人がタイプじゃなくて嫌いなだけじゃんw

何気なく読み始め、あっという間に引き込まれてしまいました。たんたんとしていた九条君が少しずつ独占欲的な感情に気づいていくじわじわ感がたまりません。

初めての作者さんでしたが一気に読めました。嗅覚や触覚を題材にしているからかなかなか官能的で少し文学的でもあります。面白いところに目を付けたなぁと思いました。主人公の2人がそれぞれの鋭敏な感覚故に臆病だったり不器用だったりして面倒くさいなぁ(苦笑)と思ってしまうこともありますがだからこそハッピーエンドで終わって欲しいと思える作品でした。

みなさんも言ってる通り触れられるのが怖い→本当は好き→ガバァはもうただの男性の好みの問題では？とおもってしまいました...。本当に恐怖者で大変なおもいをしている人にとっては不快以外の何者でもないおはなしですね...残念です

3巻ぐらいまでは良かったけど、あとは何かちがったかも。

作者買いでしたが、こちらはハマりませんでした…。主人公の抱える問題の掘り下げが深いようで浅い？ような。物凄く深刻そうに触れない、触られたくないと言っているのにあっさり抱きついてエッチしちゃってるってことは結局タイプかそうじゃないかの問題になってないかなぁ。彼にどの辺りで惹かれたのか心理描写が不足しているような感じもあります。あとやはり、この駅に彼女がいるなんてことまで分かるだなんて、超能力すぎて入り込めませんでした。モノローグはとても美しいし雰囲気も儚くていいんですが、この方の他の作品が大好きなだけに、今回は本当に残念でした。

キャンペーン中に1巻を読ませていただいて、とてもノスタルジックをに感じてコンプレックスを抱える二人を応援したくなって次巻を借りました。でも、あまりに話が進展がないので、二人とも原因が自分でもわかっていてまともに社会に溶け込めないなら、投薬とまでは行かなくてもカウンセリングくらい受診すればいいのにと思いました。また九条君が、トラウマを抱えながら、その原因になる嗅覚で調香師をしてるのも自虐的なのかそれに浸るナルシストなのか微妙になってきました。二人して、問題解決を「この人ならわかってくれるかも」というのはちょっとね、と思いました、ごめんなさい。

独特の空気感で雰囲気があって、とても好きです！！わたしは九条くんものすごくタイプです！ストーリー毎の切れ目が回想みたいになって、ざっくり切り替わるので、もう少し続きでしっかり内容があるといいのになぁと思います。続きがとっても楽しみです。