レビュー一覧

作者買い。内容については沢山レビューありますので、それは置いといて好き勝手書かせて頂くと、まずだいたいね、こんなにすごい作品を何本も描ける方は稀有だと思います。いくら描いても涸れませんね。何度も言いますが（？）西田作品はとにかく攻めも受けもしっかり男。男同士である必要性ないのでは？というストーリーは西田作品にはないのです。そして今作もまたお互いに深く深ーく愛し合っていて、キャラに似合わず純愛。これもまたこの作者様の魅力の一つでもあります。とにかく読まないと損！とは声を大にして言いたいです。

なにこれめっちゃ萌えました～！西田先生の描くイケメン（年々イケメンの描画力が高くなっててる気がする！）と、良い男が魅せる仕草に萌えどころが詰まってました～。ストーリーの方も、最後は愛の逃避行かと思いきや、それだけではいかない人間関係や社会的立場によってほろ苦い展開になりましたが、軽率な行動をしそうにない攻めのラストの行動がいじらしく、予想を裏切る展開はやっぱり西田作品が特別である所以かと。闇社会に生きる二人のピュアすぎる純情ラブストーリー。今回ギャグ路線はやや控えめかと思いきや、あとがきで挽回してました。

☆１０つけたい。久々の表紙買い。表紙を見た瞬間から心引かれ、読み終わってまた表紙見たら、切ない。水田と春本。お互い素性を明かさないままプラトニックな恋をする。全編に流れるモナ・リサ。穏やかな恋で終わらず、けれど、甘い余韻もあって。あー、もう、ホンとに久しぶりに静かで熱い、大人の恋を見せていただきました。大満足！

作者買いです。西田さんっぽい作品で、やっぱり他とは違うなと思いました。お互いカタギではないので普段はしっかりヤクザしているし、その辺の男とガスガスやっちゃうけど、それなのにゲイバーで会ってお互い一目惚れしてからはドキドキ学生のような純粋なお付き合い。初めてのキスシーンも綺麗だったし、｢あなたに嫌われたくない｣っていう乙女な春本が良かった。差し押さえ物件の所で会ってしまった時に、2人ともその場できちんと最後まで自分の仕事をしたのが萌えたし泣けた。帰りに春本が泣いちゃったのも切なかった。その後で会った時に、お互いどういう人かを知ってしまったのに、また映画でデートしていた時みたいに礼儀正しくドキドキした感じに戻ったのがまた良かった。ヤクザな普段の自分も本当だろうけど、好きな人の前でああなってしまうのもきっと本当なんだと思えた。すっごく純粋でかわいいお話しでした。そして最初のいきなりのタイタニックとあとがきの意味不明さも安定のクオリティで最高でした。

名前を変更されましたが西田東さんです！レンタさんには是非この著者の他の作品欄にもちゃんと東先生の作品を紐付けして頂きたい所存‥‥！西田先生の数ある素晴らしい作品の中でダントツ1位にお気に入りとなった１冊です。春本の時折描かれる中学生の様な純情さと、大人の男同士の理屈では語れない惹かれ合う描写がもう先生の真骨頂過ぎて毎度見事としか言いようがない‥‥！ただ純粋な恋にドキドキしている春本の、それでも大人として諦めや線引きなど素直に出来ない感情に読者も切なくなってしまいます。大人のラブストーリーが好きな方は是非読んでいただきたい！オススメ作品です！

何て純愛。。。やくざなのに何て可愛い優しい恋なんでしょうか。。。やっぱり見せてくれますね～西田先生！！自分の中でディヴィジョンを越える名作になるかもしれません！丸々１冊同じ話です。エロも西田作品の割りに有るかも。

本当にすっっっごい良かった！すごく良かった。さすが西田さん。二人とも魅力的で、背景とか立場とか何も関係なくただ純粋に惹かれ合って、相手を好きな気持ち・失いたくないっていう気持ちに何の邪念も無くて…なんだか泣けてきます。愛だ…。語彙が少なくて申し訳ないですが、本当にマジで非常にめっちゃすごい良いです。

西田ヒガシ先生、お名前の表記を改められてから初めての単行本ですね…！（旧・西田東先生）まだ西田先生の作品を読みはじめたばかりの時、『願い叶えたまえ』のラストで、じわ～っと幸せが湧いてきて、繰り返し一巻に戻っては最後まで読んでまた読み返して……と浸って、「ああそうだこの読後感を味わいたくて西田先生の作品を自分は読んでいるのだ！」という、西田ファンの原点ともいえる満足感。あの感覚を思い出します……！今回も！これからも！サイコーです！絶対聴きたくなるので、読み始める前にナットキングコールの『モナリザ』のレコードをお手元にどうぞ。

ホントにもう、西田さんの作品は読みながら、色んな意味でドキドキします。最近、昔に比べるとわりとハッピーエンドな雰囲気の作品が多いので安心してたのですが、まさか今回は切ないエンド？？とドキドキ。もちろん、男二人の恋愛にもドキドキ。どっちがどうやって上なのよ？ってことにもドキドキ。ちなみに終わり方は、西田さんらしい終わり方でした。ホント、こういう終わり方が多い（笑）余韻があっていいんですけど、でもその先が見たいんだよなあ、でもでも、ハッピーエンドのくせにこうやって終わるところが西田作品のよさなんだよなあ、っていう…。この切ない感じのストーリーとタイタニックの絵の不調和、さらにそこにあくびしてる猫がいたりフナ虫が這ってたりするふざけ加減、あとがきのわけのわからなさも、改名されてもTHE西田さんで笑いました。

私の中の西田ヒガシ氏作品のランキングが、この度アッサリ塗り替えられました。出会いから、2度目に姿を見つけて引き留める口実、二人の間で交わされる言葉や音楽など、全てが熟成しています。また、暴力的な現実を見てからが真骨頂。彼らの間の根底にあるどこまでも純度の高いプラトニックな結びつきを感じられるのではないでしょうか。意外性のある終盤も含め、大人の純愛を秋に読む趣深さを喜び噛み締めて頂きたいです。…個人的に、いつもあとがきのギャップにはそれほど動じないのに、今回は凄かった…笑