レビュー一覧

介護に関わるマンガっていうと、「ヘルプマン！」や「かあちゃんといっしょ」などがありますが、それらとはまったく違うジャンルの、抱腹絶倒超絶介護マンガ…といったらいいのか？？？絵がヘタウマ調だし、大して期待もせず読み始めました。ですが、今や毎日のように繰り返し読んでます！私は作者さんと同じくらいの時期に、祖母が認知症になり、家族で介護に直面しました。今みたいにデイケアサービスとかないし、介護士なんていう職業もなかった時代です。家庭が簡単に崩壊しました。だから、いかに作者の家族が苦労したかすっごくよくわかります。私だったら半日で心が折れます。容赦ないリアルが描かれています。それに対する本音も描かれています。でも、お母さんや妹、作者の機転でのりきってしまう！悲壮感がない！健全だったころの作者の祖父母と嫁、孫との関係がとってもよかったこと、それと元気だったころの祖父母の人徳があるから、寝たきり・痴呆症の祖父母と仲良くしていられたんでしょうね。深く考えさせられました。そんなむずかしいことはさておき、とにかく抱腹絶倒です！！！！読み始めたらもう止まりません！！！！ななめ上発想のお母さんと妹のミホちゃん（スーパー幼稚園児）に大爆笑です！！！「認知症あるある」も多数でてきます⇒それが見方を変えるとこんなに面白いんだな……となります。介護に関わられている方や認知症の人に関わられている方、または関わられていた方、これから関わるのでは…と心配な方すべてに強力推薦したいです。

現在介護４人目…通算22年です。母3年、舅7年、姑15年、父４年目(要介護４認知あり)時にはW介護+遠距離介護。舅、手についたウ◯チでトイレの壁を触り、姑が怒るとペンキを上から塗って隠ぺい工作してました(笑)。父、排尿困難な為、尿瓶片手にバナナを食べ、半分どうだと主人にチ◯チ◯を触った手でバナナをちぎって渡し、主人はありがとうと食べました(笑)。うちの主人は理解ありま~す。などなど…。作者に負けず数えきれないほどのエピソードがてんこ盛り。本当に介護は自身がどこで納得するか…だけ…。何だろう…まともにやりあっては続かない。本人達は出来ていたことが出来なくなる…。その苛立ちがつのっている(イヤイヤ期？)。きつかった人が可愛く見えてからが本番かな。(仏に近づく期？)など、時間がかかる…。その頃には怒りはわかなくなりひたすらホローの連続。そして最後まで出来るだけ付き合おう思う。自分の人生やその時のあるある…の感覚が重なり…舅や姑を看取った時を思い出して泣けた。義妹は葬儀でわんわん泣いてたけどずっと側にいた私は同じくお疲れ様…やっと逝けるね…と心から思えたので葬儀ではやっぱり涙は出なかった…。細かな心情が良く描けててまた、時代背景などもそうだったなぁ…と感心した。私の方が少し年上？かな。次の日仕事なのに…思わず一気読み。介護の大変さ…ことばに出来ないこと。心の奥でやっぱり誰かに聞いてほしいんだよね~。あるある…って頷けるだけでも空気抜きできて…。ほのぼの感とすっきり感、読んで良かったー！

昭和の古き良き家族の姿が介護を通して描かれていました。朝ドラ化希望！

非常に面白く、切なく、幸せになりました。介護は大変だけれども、その中でも面白みがあるということ。幸せは順風満帆な時だけでは無く、波瀾万丈な時にもあるものだということが感じられました。作者は乗り越えたからこそ、この作品をそのように描けたのだと思います。傑作です。

読者としては親父に本当に腹が立つんですが、その親父に向ける作者の目線も暖かく感じて、作者さんは良い方なんだなあ&家族間のことは本人たちにしかわからないことがあるよな…としみじみしました。

前から気になっていたが、完全版が出るまで待って良かった。認知症を介護した経験を仕事にしてしまうなんて、パワーに脱帽した。

パワフルですごく元気をもらいました。小学生が介護なんてとても大変なのに明るいタッチで描かれていて楽しく読めました。作者さま、お母さまに憧れます。

すごい！こんなすごい漫画があるなんて！めっちゃ泣いてめっちゃ笑いました！

大変な介護の話しをユーモラスに描いていて楽しめました。介護は本当に本当に大変です。介護が必要な祖父母二人を、最後まで自宅で看取るって本当に神業もんなんです。家族総出で(主に女性陣で 笑)それをやり遂げた事が筆者にとって人生の宝物になってるんだなぁとしみじみ伝わってきました。

面白そうだなーと思ってレンタルしましたが、すぐに無期限にアップグレードしちゃいました！介護が今ほど充実してない時代にも関わらず、親子で協力して色々なことを乗りきっていっていて、そこに見える家族の絆がすごくいい！認知症のおばあちゃんがお嫁さんであるお母さんを好きなのも伝わって･･･おかあさんはそれを感じるからこそ頑張れているところもあるんだろうな、とヒシヒシと感じました。重苦しさを感じるわけでもなく、楽しく読めるのですが、自分でもよくわからないまま泣いてしまいました（笑）これはちょくちょく読み直しちゃいますね。