レビュー一覧

まだこの作者さんの作品は２冊しか読んでいませんが、攻めの変態っぷりがチョッと笑えて面白いんですけど。前回読んだお話は『包皮』、今回『薔薇の蕾』愛...。そのつもりはさらさら無いのかもしれませんが、今回もウケと一緒に言葉責め？！されてるような感覚が残る作品でした。ただ可愛い聖大くんが出てくる事でかなり抑えられてましたが...でも、やっぱりエロかった、笑。

作者さま定番の、かっこいいけどやや変態攻×美人純情キャリア受。警察官僚がお好きですね。複雑な姻戚関係ではありますが、話としては一目惚れ同士がくっつくわりとわかりやすい話。親戚の子どもを引き取っている設定も、どこかで読んだことのあるような話。ですが、エロさと橋本あおいさんの美しい挿絵の分でおまけして☆4つ。

悪くないけど印象に残るほどのものもない。挿し絵も少ないし橋本先生ファンとしては正直少しもの足りませんでした。自他ともに認める変態の攻めもいいのだけど物足りない。最初の方は受けが女々しくていもどかしかったです。子供がよい味を出しているのだろうけど個人的には子供や女性が出てくる話がどうも苦手なのかもしれない、と改めて自分の好みを自覚してしまいました。というわけできっとほのぼのよいお話なのはわかるけど私には向かなかった感じです。

ハイスペックイケメン変態攻め出ました〜！もはやイケメン変態X DT美人受けがテンプレとなりつつある鳥谷作品ですが、今回は“薔薇の蕾“！もうキスよりも先に、出会ったその日から愛でてますから… 花びらの数まで数えてるし（前立腺まで届くってどんなに長い舌だよ？爆）“タ○タマ“ “パンツ“ “指サック“ “仮性包○“ “エクリン腺“ “官能絵画”…とよくフェチネタが続くなあと思いますが、変態度でいうとちょっとおとなしめでしょうか。というのも今回は攻め（鷹遠）受け（遙）両方の甥っ子にあたる聖大が同居していて、なかなかHに突入しないのですね。でもそれが不満かというとそうではない。このちみっこがすごく可愛らしいし、二人とも心から聖大を愛しみ世話する事を楽しんでるので子育てBL度が高い。ストーリーの肝が「2人が関わる複雑な人間関係」だったので、いつもの鳥谷さんのようにねっとり濃い変態Hが少なめ。遙自身の問題（親の期待を裏切らないよう導かれるままに生きてきた）遙の兄（親の意思に反して鷹遠の姉と結婚するも離婚しその後再婚）兄の妻は不妊治療中、鷹遠は身寄りのない甥の聖大を引き取る、実は聖大の父親は遙の兄…とバックグラウンドが複雑なので、そちらをクリアにしていく事のせいでラブに割く部分が少なかったのがちょっと物足りなかったです。鷹遠が兄を好きなのではないかというチーズケーキの疑惑、あんなにアッサリと解決するんなら特になくても良かったんじゃないかなあ？（もうちょっと遙が一人モヤモヤと切ない思いをするかと…）両親へのカミングアウトや聖大の父親である兄が割とアッサリと子育てを鷹遠に託したり、若くして警察署長という責任ある仕事をしていながら「ママになるために辞めよう」という思考…人間関係が複雑でドロドロしている割には解決がちょっとご都合主義だったのも残念。Hの濃い描写と独特なオノマトペはさすがでした。

攻めの薔薇の蕾フェチっぷりには笑えました。出かけにキスとかハグならわかるが蕾を…ってオイ！なのにイクメンで好青年です。変態っぽいのはそのフェチ1点のみで、むしろもっと変態でもよかったですね。ただ愛の営み描写はなかなかダイナミックでした。受けはキャリアで美人ですが冷たい印象はなく、真面目で優しいママにピッタリです。縁故が複雑に絡み合っていて今はよくても将来どうなるの？とは思うものの、攻め受け共に子どもに愛情をそそぎ、子どもも愛をもって受け入れている、このほのぼの家族がとても微笑ましいです。

この作家さんは大好きです。この作家さんのお話でよく出てくる、物凄くいい男なのに残念な位の変態攻めと超絶美人受け、最高です。今回は可愛い甥っ子も出てきて、変態エロも良かったですけど(笑)ほのぼのともしてます。

できすぎたなりゆきでしたが、子供も愛らしく可愛い内容でした。内容が作者さまにしては薄かったのが残念でした。

作品お得意のフェチ処女カップルです。他の作品がお好きなら安心して読めます。

ウルウルしてしまい、困りました😄。読んでいると熱くなり、読み終わると温かくなるお話でした。

誤解も発生せず、痛いこともつらいこともなく、出てくる女の人もいい人で、出だしでトラブルかなーと思った家族の話も丸く収まって、安心して読めます。睦言が宇宙人ですが。