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偏ったSMがテーマの作品は多々ありますが、この作家さんのSM表現は本当に素敵です。もっとシリーズがあればいいのに、と思います。
前回に続き、さすが砂床あいさんだなと思わせる作品でした。登場人物の行動や発言を文章にするのはさほど難しい事ではないと思いますが、砂床さんの凄いところは深い心理状態を分かりやすい文章でさらりと書いているところです。SMといえば…いじめる(痛いことする人)&いじめられる(痛いことされる人)と安易に思いがちですが、一般的な印象とは全く違う心理世界があることを教えてくれます。この深い心理描写が仕事の丁寧さを伺わせ皆が上品だと評価しているのだと思います。今回はQの顔も少しですが見られて満足です。質の良いものを気取った場所で頂くのではなくブドウ畑の目の前で頂いたような満足感でした。
もう終わり!?てくらい1日であっという間に読み終わりました。今回も上品で丁寧で文章までもが気品溢れる様で素晴らしかったです。本来恋仲同士以外とのセックスや浮気、複数プレイ苦手なんですが離れ離れになって深まる愛もあるんだなと、宗司からこっそり渡されたラブレターが凄く素敵でした。
潤音ちゃんが過去のトラウマのせいで時に不安定になる以外は、信頼関係がちゃんと出来ていて、宗司さんの、相手を受け止める導く力強さにはとても安心感があります。今作は女王様の館の人間家具の登場で心底たまげました。人間生花とか、イラストで見たかったような、見なくて良かったような、、、。腹の中が読めない女王様の生い立ちが分かって、ちょっと切ない。彼は永遠に望んだものを手に入れられないから。愛をしっかりと追求している作品だなあと思いました。
前作と今作でひとつの流れのような気がします。もう、愛が溢れて凄かった!愛しか浮かばないわ。SMって嗜虐プレーでしかないと思ってたけど、違う。愛だった。美しいとすら思ってしまう。小山田あみさんのイラストが美しく、より一層盛り上げてくれますし。久々にジーンとするお話が読めて大満足でした。
前作の『調教は美酒の香り』と比べてしまって申し訳ないのですが、今回はイマイチ。家具のところが自分の趣味に合わなかったというか...こちらの調教は苦手でした。もう少し、潤音の調教をしっかりやってもらいたかった。それとイラストのタイミングが...もう少し刺激のある挿絵を期待してたのですが残念。
前回に続き、とても良かったです。他の方も書かれてますが、二人の濡れ場は確かに思ったよりも少ないですが、内容もエロも濃厚でした。攻めがホントに飴と鞭の使い分けが上手に書かれてあり、執着の強さや愛情がすごく出て良かったです。受けの攻めに対する忠誠心も良かったです。
「力を貸すと名乗り出た「知人」は、潤音を差し出せと言ってきて!?」という紹介文に読むのをためらっていましたが、杞憂でした。「知人」は前作の重要な登場人物。マスターの攻様とは違うスタイルのSのあり方を提示してくれましたが、正直、胸焼け気味で「理解はするが共感はできない」という感じ。攻様受様の愛あふれるSとMにとって引き立て役でしかありませんでした。意外と良かったのが、前作の一部を視点を変えて綴った短編2編。このまま終わるのが惜しい。
調教ものは沢山読んだつもりですが、これはその中でも一二を争うほどはまりました。心理描写や、人物に魅力があり二人を取り巻く世界に引き付けられ、すぐ前作も購入して一気読みしました。エロも淫靡感たっぷりで素晴らしかったです。
攻めと受けの関係が与えられるだけでない愛し合うものに成るための、試練です!きちんと知ることにより、深くなる思いがグッときます。これも、紙からなかなかデータにならなくて待ちくたびれました!
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偏ったSMがテーマの作品は多々ありますが、この作家さんのSM表現は本当に素敵です。もっとシリーズがあればいいのに、と思います。