レビュー一覧

切ないですね〜。うるっと来てしまいました。どちらのお話もよかったです。

「ラスト・クリスマス」心臓の弱いお姉さんを支える妹の夏菜と両親。行動を制限されていろいろ我慢しているお姉さんが優先され、母親に彼氏を譲ってあげてとまで言われてそりゃ怒りますよ。母親もずい分残酷なことを言いましたよね。でもお姉さんは夏菜の事を大事に思ってくれていたのを知ります。切ないお話でした。「おとぎの家」はあんまり気分いいお話ではなかったです。

切なくて、面白かったです。絵がキレイで読みやすい。

一巻に二作品入っていました。一作品目の彼がなんでお姉さんと知り合いと言わなかったのかが分かりませんでした。感動する良いお話のような気もしますが、なんか読後感がもやもやすっきりしませんでした。

イヤなものはイヤな人には拷問のような作品かも。イヤだけどなんとかやっていかないといけないというのは、現実社会では無意識にやってるのよね。それをわざわざ読みたくないというか、イヤ。心おだやかな人は、温かい作品に映るのかな？母親の「姉さんに譲ってやりなさい」の言葉にはキレた。いやもう、何もかもやっぱりムリ。

読後感がしっとりとしています。絵柄とストーリーがすごくあってるんだと思います。

今まで読んだことのない系統だったのでとても面白く、続編があったら購入しようかと思ったら続編がなくて驚きました。明るくきれいな話を好む人には向きません。なんだかしんみりじんわりくる話です。

優しいほっとする話にぴったりな絵。作者大好きです。終わりが悲しかった。

なんだか悲しいけど家族のあったかいはなしでした。

読み始めは寂しいけど、読み進めるうちに何だか心があったかくなりました。