レビュー一覧

１チケキャンペーンで読みましたが、とても良かったです。絵もぴったり。ただ、まだ本の半分くらいのところで、もう一波乱かと思ったら、思いの外早くくっついて終わりびっくり。くっついてからの話がもう一つ。ところがそのくっついてからの話しが、よくわからない高校生が登場。うーむ。そんなのどうでもよいから、２人の話しがもっと読みたかったかな。

健常者と障がい者との愛の伝えかた。同じように愛しているのに車椅子生活だからと遠慮してしまう切なさ。神様（キリスト教）の愛と祝福。麻生先生のイラストもあっており、私はおすすめです。

すごく、面白かったです。料理人見習い弟年下攻め×車イスの翻訳家。美人というわけではないけど、優しい雰囲気の秋に惹かれるのがよくわかります。そういう魅力的なキャラです。攻めの広見は愚直ぶっきらぼうで、でも秋を思ってる気持ちは言葉や行動からすごく伝わってきて、どちらにも胸がきゅーっとなります。本半分くらいでくっつきますが、全然早急な感じはなく、心の動きと時の流れがじっくり書かれています。その後も山あり谷ありですが、強く繋がっていくのが見られて良かったなーって思います。深く、じんわり心に残る作品です。サンプル読んで気になっている人は、ぜひ読んで見てください。

ノンケのシェフ見習い×車椅子のゲイ翻訳家。くっつくまでの攻め視点、くっついてからの受け視点でそれぞれ1話ずつの2話構成でお互いの気持ちの動きがよくわかって◎。エロは少なめだけど読み応えありました。

年下の攻めが駆け引きなしで頑張る姿が、とても清々しいです。元彼で人の気持ちに疎かった、ミスター=パーフェクトの兄さんが崩れてからのその後が気になりました。途中から出てきた甘ったれた子供はどうでもいいから、兄さんをそのぶんもっと登場させて欲しかったです。エロは少な目ですが甘々。イラストが素敵でした。

脊髄損傷により下肢麻痺の後遺症を持つ兄の元彼と優秀な兄に劣等感を持つ弟との恋。と書くと設定だけでかなりヘビー。しかし、鬱屈する思いを持つからこそ素直に気持ちを伝えられない…そんな心の動きが細やかに書かれています。最後には自分の劣等感や弱さを認めた上で、相手に自分の気持ちを伝えることが出来るようになります。映画のようなお話でした。

受けが飼っている犬が人間に振り回されてひどい目にあって気の毒でかわいそうでした。

前半が広見 後半が秋視点で書かれていて、どちらの心情もわかって良かった。この先も二人と一匹で幸せに暮らして欲しい。

クセはあってもいい人ばかりの登場人物で安心してスムーズに読み進められた反面、そのことが物足りなくもありました。麻生さんのイラストがストーリーの雰囲気に合っていて、いい感じです。

2人の心情が丁寧に描かれていて、それぞれの気持ちが無理なく伝わってきました。ドラマチックなアップダウンはなかったけど、シンシンと染み入るような場面がいくつかありました。