レビュー一覧

いやぁ、BL っていいですねぇ~！なんて、呟きたくなる、草間センセの短編集です♪会話が、とにかく、色っぽいし、無駄なセリフがないんです。独特のペンタッチに、お話の世界観の中に、いつの間にか、自分も入り込んでしまう…、この不思議な感覚､ぜひ味わってみてほしい。BL のジャンルを越えた、物語がそこにあると思うので…。

あー私ってこの作家さんがやっぱり好きだなあと思った一冊でした。双子の話、最初の話だけかと思ったら弟君の話も入ってたんですね。双子の絡みも見てみたい（というか迫られて苦悩するところが見たい）と思いつつも弟君の言っていることが分かって、そうだよね、あのお兄ちゃんなら変わってほしくないよね…と納得してしまいました。この作家さんは雰囲気があって、でも雰囲気だけの漫画じゃなく、ちゃんと理解できる言葉で底の浅くない内面を描いてくれるので本当に好きです。好きなだけにたまにはひいきしちゃうこともありますが、これは正当な☆５です。

草間さかえ先生の大ファンなので紙書籍でコレクションしています。この作品は前半が双子のお兄ちゃんの方とマンションの階下に住む岸田さんのお話。ノンケのはずの岸田さんがお兄ちゃんの亮司に惹かれる気持ちがよくわかります。亮司ってばすごく子どもっぽいというかすなおで純粋なんです。キスシーンがすごくドキドキしました。後半は双子の弟と大学の後輩のお話です。弟君は兄の亮司にただならぬ感情を抱いていて、それに気付いた後輩君が弟君に喰われてしまいます。最初は双子のどっちがどっちかわかりにくいと思いますが何回か読んでいると顔の違いがよくわかります。草間さかえ先生らしさのよく出ている作品だと思います。もう何回も読みなおしています。

ほんと、好きな作者さんの一人です。長編も短編も、どこを切っても面白い。無駄がないからなんでしょうね。この作品は、この紹介文は期待持たせてしまうのでどうかと思いますよね。双子の弟の秘密が知られたとき、に期待してしまいますけど、そんなやすやすと兄弟絡ませてくれないですよ…残念ながら…。そこがまた情緒あって素敵なんですけど。私はどのお話も満足です。

よんでいくうちにリズムにのせられて、大好きになりました！年の差って、、いいですね、、、笑 同性を好きになることとか、兄弟を好きになることとか、ただただハッピーなBLではなく、暗いところまで描かれています。でも、ずーんってくる暗さじゃないので、暗いの苦手な人も抵抗なく読めるんじゃないかなとおもいます。

ｴﾛが少なすぎて残念。短編なのでｽﾄｰﾘｰもあっさりで物足りなかったです。草間先生ってとこに期待しすぎちゃったかな？

作者買い。双子兄の話前後、双子弟の話一話、別の話の前後。短編ですが期待を裏切らず満足感あり。どのカップルもまだまだこれからだけど、これからが楽しみな感じで読後感が良いです。

絵に惹かれて購入です。双子でタチネコ逆属性、しかも弟の方が達観していて天然兄、という美味しすぎる設定でした。おじさんに喰われちゃうお兄ちゃんが綺麗な顔でネコというのがたまりません。エロは薄めですが、妄想が膨らむ描写も多く、楽しめました。

どの作品も、二人のこれからがもっと知りたい！と思うところで終わっていますが、どれも素敵な大人のドラマです。この作者様のどの作品にも言えることなのですが、作者様は主人公たちの心情全てを言葉にしてくれているわけではないので、ちょっとした動作、手の動き、目線にすごい気持ちが入っていることが、じっくり読むと分かります。読者がそこまで読み取ることができたのなら、極上のラブストーリーであることが分かると思います。

作者買いです。くっ…なんで短編集なのか！！１冊に４作品入っていますが、どれも面白いってかツボります。１作目と２作目は繋がってるというか、各作品がそれぞれ双子の片割れのお話になってます。表題作が２作目です。が、個人的には１作目が(特に受が)好みでした。草間先生のお話はどれも長編で読みたいなぁ…