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この漫画は、例えば共感性が高かったり、出来事を引きずって考え続ける人には向かない様に思います。作中のずっと続く緊張を、作品として受け入れる事の出来る方にはオススメしたいと思いました。一読する価値を自分でみつける、難しい作品です題材は戦争です。一見可愛いらしい絵柄ですが、描かれている惨状はきっと、戦争のそのものなのかと思います。戦争の無情というものを、戦争を知らない私にただ、淡々と切々と読ませてくれる作品です数々ある戦争映画、ドラマ、あれらの中には感動を起こすための綺麗に飾られた演出がありますこの作品にはその演出があれど、画風か、作風か、華美な主張はなくただ、ただ時代の背景として腑に落ちる描かれ方をしています。いままで普通に当たり前に読み続けていた、漫画や小説のようにオチのある内容ではありません、戦争が題材である以上、過去のもの、これからのことも、結果のある内容ではありません。ただ受け止めて自身の考えに変えられる方にオススメしたいと思います。
ペリリュー島の戦記物でここまで詳しく描いてる作品は他にありません。キャラクターが可愛いのにもかかわらず描写がリアルでとても貴重な作品です。
惨い作品。だが、これが現実を基にしているのだから、戦争というのは本当に惨いものなのだろう。惨いのだが、引きずり込まれて一気に読み切ってしまう。絵がかわいらしいが、それ故、惨い状況も読むことが出来るが、逆に絵がかわいらしくなければ耐え切れずに読むことを止めていたかもしれない。戦争、ペリリューの戦い、その出来事を後世の者が知る事が可能な名作。
3巻まで読みました。戦いが終結したとされる11月24日までが描かれていますが、完結ではないです。ほのぼのする絵柄で、残酷なペリリュー島での出来事が淡々と描かれています。切ないです。
私の世代は祖父、中国戦線(昭和初頭)への出兵、父、学徒出陣でした。また、自分が就労しはじめたころ重役さんの中に海軍兵学校・同機関学校、予科練、また陸軍士官学校など士官、下士官だった方との邂逅が多々ありました。本作品、絵はやさしいですがテーマ、内容は重く新刊出るたびに食い入るように読み込んでしまいました。国際政治の現実と死にたくない、死なせたくないという人としての当たり前の心情、そのギャップに様々な逡巡をしました。アニメ化もあるとか、是非とも自分らを含め戦争のリアルを実体験していない日本人の多くに知ってもらいたいと感じました。
かわいい絵柄だからなんとか読み進められ、このシンプルな絵柄でも、人物の微妙な表情がよく出てて、すごかったです。結局、3度も続けてよんでしまいました!悲しい結末でしたが、戦後の話もあったのがよかったです。ひたすら悲しいけど、一筋の光というかそれに、外伝も読むべき。恐ろしかった片倉兵長の違う一面が見えて、優秀で職務に忠実な人ほど、戦場ではああなってしまったのかなと考えさせられました。戦争って、人それぞれ洗脳され具合みたいなのがちがう、怖いです。本当に、戦争はしてはいけない!戦争の深い傷跡が辛いですが、読み継がれて欲しい傑作です!
一見ギャグ漫画の様なタッチとは裏腹にストーリーはシリアスな戦争物です、太平洋戦争末期の悲哀さが凝縮されています。ストーリーが進むに従って当時の日本の戦陣訓に沿って次々に亡くなって行く戦士達、僅かに一世紀も経過していない日本で実際に有った事に驚きを禁じえません。是非読んで下さい。
戦争がもたらす不条理さ、ぜひ多くの日本人に読んでもらいたいです。漫画だから、銃弾が当たった痛みも、壕の中の凄まじい異臭も感じません。でも、ヒトの痛みは十分に感じとれます。
さよならタマちゃんからの作者買いです。タマちゃんの時とはまた違った視点からの生と死の描写に、読み進める手が止まりませんでした。難しいテーマの作品ですがやわらかい絵柄と多すぎないセリフで読みやすいです。仲間がどんどんあっけなく死んでいき、次の瞬間死ぬのは自分かもしれないという恐怖。戦時中の人々は絶望の中でどんな思いで生きていたのか、何を思い戦っていたのか、自分では想像も出来ない当時の人々の心の内を知り得る作品です。ただひたすらの絶望に、読んだ後は虚無感に襲われますが、それでも読まなければいけないという思いにさせられます。今後の続巻が待ち遠しいです。
これは、もう、世界中の人に読んで欲しい。親しみやすい絵が、却って戦争の悲惨さを際立たせています。登場人物の多彩なキャラクターや、細やかな心象描写が、戦争に運命を左右された人々の、300万柱の犠牲とまとめることができない、一人ひとりの方々が懸命に生きた人生を感じさせてくれます。登場人物が亡くなるその都度、まるで古くからの友人を亡くしたような衝撃を受け、改めて現代の平和な日本で暮らす幸せを感じさせられました。この漫画を通して、ペリリュ―島での戦いが理解できたなんて傲慢なことは思いません。ただ、この漫画を読んで、その一端でも触れられて、有難いと感じました。戦争を経験した祖父たちは言葉少ななまま去ってしまいました。家族にも何も語らず、いえ語れず、そして家族もまた何も聞けないまま。そんな祖父たちからの重い宿題の糸口をいただいた気がします。
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この漫画は、例えば共感性が高かったり、出来事を引きずって考え続ける人には向かない様に思います。作中のずっと続く緊張を、作品として受け入れる事の出来る方にはオススメしたいと思いました。一読する価値を自分でみつける、難しい作品です題材は戦争です。一見可愛いらしい絵柄ですが、描かれている惨状はきっと、戦争のそのものなのかと思います。戦争の無情というものを、戦争を知らない私にただ、淡々と切々と読ませてくれる作品です数々ある戦争映画、ドラマ、あれらの中には感動を起こすための綺麗に飾られた演出がありますこの作品にはその演出があれど、画風か、作風か、華美な主張はなくただ、ただ時代の背景として腑に落ちる描かれ方をしています。いままで普通に当たり前に読み続けていた、漫画や小説のようにオチのある内容ではありません、戦争が題材である以上、過去のもの、これからのことも、結果のある内容ではありません。ただ受け止めて自身の考えに変えられる方にオススメしたいと思います。