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花津美子先生、ちょっと地味だけどとってもいい絵です!ストーリー展開も最高。最後のジェイクとイブの再会シーンがいいです。カサンドラの最後のシーンも悪女ながら憎めない。
ハーレクインにしては暗めで癖が強い、珍しい作品。でも、私にはどストライクで心の奥にグッときました。孤独に震えるイブは頑ななのに対し、孤独を選ぶカサンドラは開けっぴろげ。それでいてお互いに対する態度はえらく似ていて、相容れ無さを描いていたと思います。愛じゃなく憎しみじゃなく、どうしようもない、解決もしないジレンマをチリチリと感じました。この話に欠点があるとすれば、ヒーローの影が、若干薄く感じられる事かなー。良い意味で!
暗い話だけれど、ストーリーもしっかりしてるし、ミステリーっぽい所もある。ヒロインがヒーローに惹かれたのは!!エリーおばあちゃんが良い人でかなり大事な役割をしています。食事時の会話 あとで そういう事か!と納得しました。幸せになれて良かった。
衝撃の展開。まさかキャシーがイヴの母親だとは全く考えつかなかった。キャシーは自分の人生のためにイヴを捨て、そのせいでイヴは酷い環境で育ったなんて辛すぎる。祖母が見つけて引き取ってくれて良かった。キャシーは棄てた実の娘のイヴが実家で祖母と暮らしてることすら忘れてたのか、よくそんなとこにボーイフレンドを連れてって帰省したな。
いわくあり、の展開は表題からも予測していました。でも、おもしろい話だと思います。ヒロインを捨てた母親の回想が、予想外でした。彼女のことをただの悪役でないようにしたのが予想外で完全な悪役がいない物語です。重いストーリーの中の救いがあったような感じ。彼女の過去の告白がありますが、このページ展開が、ちょっと惜しい気持ちです。いつの間に過去の回想録になってたんだ?…みたいな。
重いテーマでしたね。過去がどう囁くのかと思ったら、そんなトラウマの事だったとは。もう二度と会わない人の心無い言葉が呪縛のように脳裏に響いて、現在の行動を縛ってしまう…それが齎される経緯も含めて恐ろしいです。ヒーローにヒロインが惹かれたのも、過去の影響とか遺伝子的な問題に落とし込んでしまうのは可能ですが、私は敢えてそうでない解釈をしたいと思っています。この物語には裏と表の二人のヒロインが居て、一人は過去を切り捨てて葬り、もう一人は過去を乗り越える道を選んだのだと信じたい。そうでなければ切な過ぎるでしょ。ヒーローの持つ、何処か現実から切り離されたような不自然な明るさは、彼がヒロインの囚われている世界の枠の外に居るからでしょうね。だからこそヒロインを救える訳で。そういった、読みながら違和感を感じていた事柄が、真実を知った後に読み返すと一々整合性が明らかになるのも、読書体験としては面白かったです(気が滅入るのには変わりないですが)。中々評価し辛い作品ですが、花津さんの温かみのある絵で表現されて良かったのは確かです。後書きが楽しくて、読後感の口直しにもなりました。
読み応えありましたが最後が駆け足で…あと10P欲しい!ヒロインが幸せになって良かった。無期限にするには内容が重かったです。
大好きな花津美子先生の絵だったので即買いでしたが、ストーリーが期待を上回る素晴らしさ…ハーレクインで初めてと言ってもいいほど、胸が痛んで涙が出ました。こんなに引き込まれたストーリーは初めてです。主人公の臆病さの訳も、そして頑なにならざるを得なかった訳も、それを強引に奪い去らず、静かに引いたヒーローも。お互いの静かな気持ちが、結果ハッピーエンドを呼んだところも、短いのに、こんなにじんわりと祝福の気持ちが湧いて来たのは、全てが素晴らしい組み合わせだったからです。みんな読むべきです!
もう、ヒロインの過去を思うと切なくて切なくて。表面に現れていたことだけでもひどいのに、隠された真実を知った時は、驚愕でした。どうして、そんなひどいことができるんだろう、と。でも、やっとヒロインを包み込んでくれる人が現れてくれて。心底ホッとしました。うんと、幸せになってほしい。
思いがけないところでミステリーな作品だったと驚きました。HQお約束のハッピーエンドでしたが、最後はヒロインがめぐりあうべき人に会い、落ち着く場所を見つけられて良かったです。
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花津美子先生、ちょっと地味だけどとってもいい絵です!ストーリー展開も最高。最後のジェイクとイブの再会シーンがいいです。カサンドラの最後のシーンも悪女ながら憎めない。