レビュー一覧

ほんとにショタがNGなので、ずっと買わずに敬遠していたんですが、皆さんのレビューを信じて思いきって購入！…なにこれ、すっごい良かったんですけど～！確かにスタートが小学生と大学生…読み始めは危険信号が点滅しましたが、なんでだろう、佑があまりにも精神的に大人で男前だからかなあ、不思議と読み進めていて嫌悪感がありませんでした。それどころか、子供である佑の焦燥感とか切ない気持ちがめちゃくちゃ胸に染み入ってきて彼がいとおしくて仕方がなかった…。この作者様、人の心の機微を描き出すのがすっごい上手いっていつも思っていたけど、この作品ではそれが顕著でした。心で思っていてもうまく伝えられないような気持ちを、ちゃんと分かりやすく言語化してくれていて、ああこんなふうにちゃんと言葉で表現して伝えられるものなのかと感心しました。

21歳と12歳…小学生相手の恋愛って、そりゃちょっとヤバくないですか？…とあらすじを読むと誰もがそう感じると思いますが、読み終わってみると何とも純粋で素敵な恋愛関係。12歳の佑（たすく）は少年らしい純粋さと可愛らしさを持ちながらも「こんな小学生いるのかよ？」と言いたくなるくらいしっかりしていて既に中身は漢！既に“大人”であった真知が佑の強く真っ直ぐな恋心に戸惑いながらも、自身も成長して二人の間にある感情を「恋」だと受け入れるまでがじっくり丁寧に描かれていて、多くのショタものにありがちな無理やり・唐突感がありません。多くの他作品のように、きっと二人は離れて佑が大人に成長してから再会するんだろうと想像しながら読んでいたのですが、二人の関係が6年間もの間ずっと続いていたのがとても新鮮でした。二人の精神力の強さ、特に佑の真知を想う気持ちの確かさ・ブレなさがあったからこそ、ようやく二人が恋人として結ばれた時には「二人とも良かったね～長かったよね」とこちらも安堵しました。年齢差で「ショタ？」と拒否せず読んでいただきたいです。

真知21歳、佑12歳ーーってどうなの？ なんて思いながらの作家買いです。小学生相手にドギマギしている真知にツッコミ満載！ それもまあ仕方がないか。だって佑が男前すぎ、格好よすぎ、一途すぎ（笑）ぶれない！ 成長する佑が駆け足気味な感は否めませんが、そりゃ、まあ、あれやこれやのためには早くそれなりのお年頃にならないといけませんからね(￣▽￣;) 読後感ほわわ～で、その後のあまあまな二人が読みたいです。個人的な好みですが、イラストがイマイチなのでマイナス☆ひとつ。

食わず嫌いで読まないのはもったいない。久し振りに面白いbl小説を読んだなあ

小学生との恋愛って無理があるだろうって思いつつ可愛くて素敵なお話でしたしかし成就してから18歳になるまでが長すぎるので細切れだったのが残念です

ファンブックからの再読祭りで眠れない。ほかのみなさんのレビューにあるように、わたしもショタが苦手で避けてたけど読んでみたら大丈夫でしたのひとり。とくに年長者がより発情する描写がホントにダメなんだけど、本作はそういったこともなく、どちらかというと果敢に侵攻してくる佑に対し砂のお城の前であわあわしてる真知、みたいな風情が見てとれて嫌悪感どころかキュンときてしまうという。後半の「16-25」だったかな、真知が帯状疱疹になったときのエピがとくにドキドキで、時間がないときはここばかりリピートしてしまう。。無垢な献身と交渉術。。たくさんの「ありがとう」と「大好き」を伝えあうので「真知のことずっと大事にする」って約束が嘘くさくないんです。って一方で真知は抜きあいする友人の瀬津にこっそり片思いしてたんですが、このふたりの決着のつけかたもよかったです。佑の性格上、いずれはカムアウトするんだろうなとは思うけど、一筋縄ではいかないよね。。「おとぎ話」と並びその後が気になるふたりです。

もう本当ドキドキしながら読んだ。だって始まりが12歳と21歳とか。9歳差はいいけど、小学生はまずいでしょ。ハラハラドキドキで読み進め、最終的には満足。とにかく登場12歳の少年が、最初から男前！ますますいい男に成長、大きくなったら付き合うのかと思ったら最初から付き合う。新しい展開で面白かった

久しぶりに読み返しました。絵津鼓先生の絵が作品をさらに高みに押し上げてますね。挿絵が他の方なら印象が変わる感じがします。一穂先生はストーリーだけでは無くて挿絵の作家さん選びまで完璧です。ただ私がお二人共に好きなだけですが。

祐が幼くってドキドキです。でも気持ちは伝えたいよね。

一途な想いにキュンとします。出会いは小学生と大学生の時、攻めが小学生〜大学に入学した後くらいまでのお話し。すんごいカッコいい攻めなんですけど、結構腹黒というか策士で、受けを手放す気はないという強い思いが物語の終盤になって明らかになります。受けはモヤモヤしますけどね。読了後、イケメンスパダリは子供の頃からイケメンスパダリなのね、と思いました。