レビュー一覧

うっそーん！めっちゃめちゃ面白かったですよ！わたしこれまでこのタイトルがまず嫌いなのと評価も高くないので読まなかったのですが、サンプルがどうしても気になって直感信じてみました。自分を褒めたい…。即アップグレードに即読み返しです。これ、出来の評価じゃなくてゲスいヤツが入っているために低評価になってるタイプです。確かに３つ目の攻めはクズのようではありますが、それもひっくるめて面白い。特に100ページほどもある1話短編表題作の安藤の持つ厭世観の描写は秀逸で、終わり方も素晴らしい。短編好きな私としてはどれもきれいにまとまったお話だと思います。どうもタイトルで損してるとは思いますが、なんだか不思議と内容をよく表しているとも思えてきました。はっきりしたハピエン以外はダメな方や、ゲスはどうしても無理な方を除いてはおすすめしたいです。

本の題名は作品の内容とは全く別で、長編（コンビニ店員×進学校DK)１話、短編（書店店員×コンビニバイト）２話分、短編（大学生先輩×後輩）１話がそれぞれ別タイトルで掲載。どの話も軽く病み系で、画風に合ったじめっとした作風で（これは結構好み）、笑いはありません。長編は攻受共に人物のバックグラウンドや気持ちの流れが描かれているので、ストーリー展開が無理なく、エロも適度にあり、エンディングも二人の未来があるのかもと希望を残した終わり方で、読み応えがありました。次のカプ話は、１話ずつ攻受の立場目線で描かれているので、すんなり読めますが、いかんせん短編なので少し物足りないかな。３カプ目は、攻のドSぶりが印象的でしたが、エンディングが尻切れトンボで、読後感の不満足感がハンパない。おまけに、１冊の本の終わりでもあっただけに、えっ、これが締め？と拍子抜け。各ストーリーの本における構成への不満と、自己陶酔的なタイトルの付け方が気になったことで、☆３つとさせていただきました。

表紙になっている｢旅すること｣がとても良かった。夢を諦めた大人と夢を見つけられない子ども。傷を身体で埋めるような行為･･･ラストの一コマは鳥肌たちました！同人誌を加筆修正した作品でした。編集者さん金の卵をみつけましたね！全体的に暗いですが、２話目に明るい受けが出てきます。エロもうあるし、絵も丁寧な印象。ストーリーに好き嫌いがハッキリ出そうですが、これからが気になる作家さんです。

これはこれは…すごい才能発見ですね！！すっごい面白かった。(レビューを見て、しばし悩んだんですけどね…)絵もうまいけど、じっくり丁寧に読ませるストーリーが最高です。特に表題作は作品のテーマが素晴らしいのは勿論のこと、空気感というか雰囲気が秀逸で、物語の最初からどんよりと物語を覆う暗くて重苦しい空気が、受けが窓を開けてワッと夏の空気が部屋に入った途端、物語自体にも風穴を開けたかと思うと、一気にそこからのあのラスト！素晴らしい〜！！ちょっと心が震えました。２作目３作目のあるカップルのなんてことはない日常をスパッと切り取っただけのショートも軽快でいい。そして胸糞悪いラストのお話も、１作目が「生きよう」と終わらせたのに対比させて「死にたい」で締めたところがお見事、でした。これからもこの作者様を追っかけたいです。応援しています。

じっとり暗いストーリーなのですが、内面を察する描写が多いのでキャラクターに感情移入しながら読めます。現代のお話なのになんだかレトロな雰囲気で、古き良き邦画を観ているような気分になりました。もっと評価されるべき作品だと思います。

うーん？どれもこれもよくわからない暴力みたいなの出てくるし意味わからんキレ方するし要するによくわからない気持ち悪さがありました。あと巻最後の１話がすごい読後感悪いので注意です。

淡々とした描写からにじみ出る感情の動きに惹きつけられます。最後の短編は続編があります(現在は休載中のようですが)

未知数……この先、追っかけるのが楽しみな作家さんに出会えました。描く世界と絵とテンション(で良いのかな?)が絶妙って思いました。どんどん描いてくださいね…スンゴイ読みたいです。

読んだ感想です。表題作のやつは長編、あとは短いシリーズが2つほど。まず、表題作の感想ですが、物足りない！！かなり、中途半端で終わります。攻めが事故の後、映画関係の仕事を辞め、コンビニ店員に。夜中のコンビニの前で座り込む家出してきたらしい受けを昔の自分と重ね合わせてしまい、ひょんな事から自分の家の中に入れます。始めは少しの間だけならという事だったが、受けは家に帰りたくないと攻めの家に居座り続ける毎日。理由を聞くと自分と似た境遇だった...という感じのストーリーです。二人が別れてしまったところから、受けが大学卒業後会社に就職→その後再会！とかいう展開だったらもっと面白かったのに...というのが正直な感想でした。短編2作についてはほぼ攻←←受という感じです。強引な攻め、攻→→受や、受けに執着する攻めが好きな方には合わないと思います。表題作が一番面白かったのですが、物足りない展開だったので★4です。

初めて読む作家さんです。絵も構成も好きです。全部説明し無いところも単純にハッピーピーエンドで終わらせ無いところも色々想像させられて面白いです。今度は長編を読んでみたいです。