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ブレットの紳士な姿がgoodこんな人いたらいいのに。

後書きにあるように、原作は『ボスは最高！』シリーズの３作目で、このコミック版では出番がカットされていますが社長の娘エミリーが独身重役の一人と自分を結婚させようとする父の計画を阻止するため、候補の重役たちの縁結びに奔走する、というコンセプトの話です。このシリーズは１作目『恋する秘書』を佐々木みすず先生、５作目の『キスはオフィスで』を秋乃ななみ先生、４作目の『サンタのくれた恋人』と最終６作目の『プレイボーイのためらい』を藍まりと先生がコミック化されています。 話の方ですが、他の方たちの仰る通り主人公２人の両親のキャラクターが強烈でした。それに最後にちらっと出た大女レディ・ハリエットもインパクト大で、彼らに比べるとちょっと主人公たちは影が薄いかも。ただヒロインもヒーローも可愛らしくて好感の持てる人たちでした。最後に後書きで津谷先生がシリーズ全作品のヒーローの顔を描いていましたが、実際にコミック化された他作品と比べてみるのも面白いかも。

面白かったです。ぶっ飛んだ両親を持ったからこそ真面目なヒロインと、ハーレクインなのに常識的なヒーロー。津谷先生らしい優しげな雰囲気でした。ライバル女性の厚かましさが外見でも分かるのが良い(笑)。お話に話に起伏がある訳ではないので、盛り上がりには欠けますが読みやすかったです。

他の皆さんも書かれている通りとっても楽しいお話でした。ヒロイン・ヒーローともに気持ちのいい人たちだし、二人の両親もどちらも強烈だけど憎めない。最後にご登場のヒール？役のレディさえ可愛い人です。王道の「偽装婚約者」ストーリーなのにこんなに楽しんで読めるなんてやっぱり津谷先生スゴイです。読み返してみると、一コマ一コマ凝っていて、二人の気持ちの変化がよく伝わってきます。例えばヒロインが残業になったのでヒーローが一人ポツンと夕食を食べてる晩の後日、二人で映画見に行ったりお料理してる楽しそうな姿のコントラストとか…そうそう、こんな風にお互いなくてはならない存在になっていくのよね、とうなずいちゃいました。それと、ヤギを書いたがっていたヒロインパパがヤギそっくりな風貌なのが個人的にツボでした(笑)。

ラブコメタッチで良かったです。津谷さんのヒーローって細身長身で、少年のような若々しさがあるから（と言ってもガキっぽくはない）こういう一見軽いプレイボーイがよく合います。ヒロインも真面目な女性で共感持てます。きっかけはヒーローの電話中にヒロインが部屋に入ってきた偶然のようですが、元々気になる存在じゃなくてはこんなこと頼まないよね。この異常事態に流されないように苦悶する二人がかわいかった。脇役の方々も良かったです。

作者買いです。主人公もヒーローも性格がよく、疑似婚約を演じている間に～という定番な展開だけれども、ほのぼのとしたお話で良かったです。ただ、ハーレクイン値上げしたのですね。むしろそれがショックでした。48hで4チケって結構高い。

ドロドロもなく、爽やかに読めるHQでした。ヒロインとヒロイン親の話もかなりうけましたが、ヒーロー親もヒロイン親も毒はないが迷惑親に爽やかな子供で、ある意味ヒーローもヒロインも親に反発してますが、爽やかにコミカルに面白かったです。

ドタバタと沢山の人が出てきます。あっちで誤解、こっちで思い込み、とても面白かったです。

津谷先生の絵柄がとてもマッチしている作品だと思います。契約(偽装)結婚が、いつしか本当の愛に…という、ありきたりなストーリーですが、ヒロインの真面目さと、いい意味で、普通の感覚の持ち主という点に好感がもてました。ご両親の自由奔放さとフリースタイルも、いい味だしていました。ヒーローも、なかなかの好青年でした。テンポもよく、最後もきれいにまとまっていてGood.

なんか変なストーリーでしたが、上手く書いていたと思います。