レビュー一覧

雑誌掲載時に読み、いろいろと印象深かった作品です。電子書籍として再読できるのは嬉しいです。コマ割が独特なので、慣れるまでは少々読みづらいかもしれませんが、ぜひ最後まで読んでみてください。少なくとも私の中に十数年経っても忘れられない『なにか』を残した作品です。

昔、掲載誌で読み、懐かしくなり購入。思ってたよりオーソドックスで良作です。史実通り何の救いもないですが・・・

登場人物は善人でも悪人でもなく、ただ信じるもののために生きている人々。方向が違うだけでここまでの悲劇になるのかと。丁寧な描写と独特のコマワリ、人物像の刹那さ切なさ、この頃の藤田作品、大好きです。

藤田さんの初期時代の中編の中では秀作だと思います。誰も幸せにはなりません。島原の乱がモチーフで貴美テイストですもの。初期短編もどんどんデジタル化していただきたい。

文字が多くてちょっと面倒くさくなった。話もよくわからない。まぁちゃんと読んでないからか

誰かの声とか悪夢とか、奇蹟なのか妖術なのか夢なのかいまいちよく分からないようなふんわりした感じで破滅に進んでいく様は、ミラ・ジョボヴィッチが主演した映画、ジャンヌダルクによく似ていました。