レビュー一覧

美しい絵が美しい物語を彩ります。どの話も良かったですが、私は特に「手紙」にまつわる三つの掌編がとても好きです。生きることの美しさと大切さ、触れ合うことの尊さを謳っています。

繊細で気性の激しい少女だった人なら懐かしく感じるお話。読み応えありました。

OLの奈月と女子高生の理子。二人はそれぞれの姉と兄の結婚で義姉妹になったのですが、雨の日の傘が縁となって、理子は奈月になついてしまいます。理子は難しい子で、学校も休みがち。親もどう扱えばいいのか分からず、持て余しているのですが、奈月には心を許し、打ち解けているようで、理子の親から頼られてしまいます。しかもお礼だといって奈月は現金を渡されますが、それを理子に見られてしまい…。理子の奈月への執着がほとんどストーカー並みで、ちょっと怖いと思いました。お風呂のシーンは百合なのか友情なのか、悩みました。