レビュー一覧

ホラーというより、虐待の話。こんな身内がいたら、ゾッとする。幼い頃からの虐待の弊害だろうけど、作者本人の性格から更に奪衣婆を引き寄せてしまうんだろうと思う。霊能者は否定してたけどね。冒頭は良かったけど、後半は絵もストーリーも荒い。最後に霊能者の夫が事故を免れたときに、同僚が半身不随になったのに、夫は事故にあわなくて良かったと笑っていて、すごく違和感があった。

やはり一番恐ろしいのは『生きている人間』。を、身を持って体験してしまった作者さんが、隠さず堂々と身内の恥を出版された勇気に拍手を送ります。

他の媒体で全巻読みました。後が気になってついつい読んでしまう魅力があります。引き込まれる描き方で、話の展開の持って行き方に確かな力があると思いました。ただ思うのは、たぶん内容はかなり作者さんの主観に寄ってるものなんだろうということです。フィクションなら気になりませんが、実話という事だと「なぜ？」と思う部分が結構あります。さも「自分が正しい」という風に描かれていますが、他の人の視点から見たら必ずしもそうじゃなかったんじゃないかな、と。特に、物事の根拠を前世の因縁に求めるということ、それで納得してしまうという部分ですね。実話を現在進行形で書かれているから、後半に行くほど、話にまとまりがなくなっていってしまいます。

実録漫画の低い評価をつけにくいんですが、なんでしょう…この気持ち…読んでいて怖くなりました。辛い生い立ちで精神的に追い詰められてオカルトに頼ること自体は否定しません。それで救われるならいいと思います。でも実録で霊能力者だの生霊だのを真っ向から真面目に描かれると戸惑います。フィクションなら楽しめたと思います。

母親と前世の因縁で問題があったはずなのに 母親が亡くなってからは実は母親はよい人だったとなり、悪人は弟や同居人に変わっていきハァ？な展開です 霊能者も全く意味不明で役に立って無い上に霊とか全く関係無いです。主人公がずっとグズグズ泣いているだけなので読み進めるのは辛すぎお金出して読む価値あるかなあー

たしかに、フィクションならよかったんですが、えっ実話…と思ってしまうとドン引き。オカルトに走る前に相談できる友達はいなかったのかな？まあ、それをネタにして漫画が描けてるんならいいかな…。

心霊というよりは、生きた人間の怖さを描いた作品なので、より重みがありました。

人間が一番怖いという典型的なお話でしたが、全て作者の実話なのが一番怖かったです。これでもかこれでもかという展開はつらくなります。自分的に最終巻こんな展開になるとは…と一番驚きました。お話としてはとても面白かったですし、怖かったです。

そう言えば何かの番組で、ある霊能者の方が『この世で1番怖いのは霊よりも、生きてる人だ』と言ってた言葉を思い出しました。。ただでさえ遺産問題はややこしいし、嫉みやっかみの素。これで生き霊もって怖いと言うよりも恐ろしい。

凄くぞくっとしました。友人の方々がみなさん良い人ばかりだと思いました。最後がスッキリしませんでしたが、色々考えさせられる本でした。