レビュー一覧

できないと思っていた子どもが別れることになる頃にでき、ヒロインを愛しているヒーローはそれを口実にヒロインを呼び戻す...という展開。ヒロインを愛してる、というものの、二人の間の亀裂の原因は実は誤解なのに、そのことをヒーローがずっと正さないでいる。その為に二人の溝が埋まらないで...なぜヒーローは誤解をたださなかったか、ということが納得いかなかったです。最後にその理由がさらっと出されますが、ヒロインを信じているなら、それくらい言えるだろうっ！と突っ込みたくなります。まぁでもこのお話はその壁があってこその駆け引きと、その壁を乗り越えるかが中心になっているので、それでいいのかなぁ...

ヒロイン父が物分りのある男性で、活躍していました。ヒーローの気持ちが少しわかりにくかったけど、全体的に面白かったので、星4つ。

悪くは無いんです、悪くは。ただあまりにも前半でヒロインがヒーローを避けていて、前半でもう少しなぜ二人はすれ違ってしまったのかをチラッとでも説明してくれたら、きっともっと主人公に感情移入出来たなぁ、と思うので。あんまりにもあからさまにヒロインがヒーローを避ける上に、恋のライバルのモブキャラが冒頭から名前だけ長々と会話に出てくるので、連載漫画を途中から読んでいるようなモヤモヤが付きまといました。後半の二人の感情の動きや、これぞハーレクインといったゴージャスな宮殿の描写が好みだったので、余計に「愛し合う二人、本当は好き、でも…」みたいな王道シチュエーションをもっとみたかったです。