レビュー一覧

前シリーズを学生時代読んでました。続きがあったとは嬉しい!エピソード毎に主人公達が転校して、舞台が変わり新しい出逢いと問題提起があり、大抵は人助けと悪漢退治で大団円を迎えると言う時代劇の様な造りのお話です。主人公二人が威勢のよい美少女で、腕っぷしがめっぽう強いというヒロイン=ヒーロー的な異色のキャラ造詣が楽しく、エピソード毎に現れる美形キャラ達も見どころの一つと言えましょう。土地を移りながら接ぎ合わせるように長く続いて来たストーリーが､どの様に完結するのか。長年のファンの一人としてとても楽しみです。

デジタルに移行したときは、アナログ時のカラーの美しさとの違いに愕然としましたが、デジタルにお慣れになられたようでかつてのカラーの美しさを取り戻してきて やじきたファンとしては安堵いたしました。お話も安定の面白さ、伏線の回収、時代背景のぶれなさ（昨今は昭和の作品だったのに関わらず、いきなり現代バージョンになったり嘆かわしいようなものもあります）も読んでいて安心します。これからも市東先生の素晴らしい作品を楽しみにしています。

ファイナルが永遠に続くことを願うばかりです！

相変わらずの面白さがあります。こんな子達が、友だちにいたら楽しいのにって感じです

学生の頃から読者で35年。やじきたコンビに決着がついて、楽しく読ませていただきました。やじきた一巻からヤクザや代議士が絡み、ハーディみたいな外国の財閥まで絡んで、途中学園モノなのを忘れるような展開が続きましたけど、最終巻の紅林くんの『上様のお陰で三葉の学生生活が楽しく過ごせた』と言う台詞に、この漫画の全てがあるような気がしました。紅林くんは最初上総介側の手先でしたもんね。つまらない命令や上下関係より、皆んなで楽しい思い出作る方が大事って所が、ああ、この漫画って学園モノだったんだなって本旨に戻っていて、楽しく終われました。姫御前ですら楽しかったって言う、やはり学生なんですよね。コスプレバトルに箱根組からは一之介さんだけなのが残念。千ちゃんや美鈴さんにも参加して欲しかったし、こんな派手なイベントにハーディが居ないと言うのもちょっと意外でした。生きてる間に最終巻が読めて良かったです。市東先生、お疲れ様でした。

最後まで読めてホッとしました。長期連載で一時、連載休止になってどうなるかと思いましたが、ちゃんと完結してくれて良かったです。古き良き昭和の学園漫画、ケータイがない分の緊迫感はこれですよね。

長かったですねーー昔々二人に出会ってから随分経ちましたが、二人はずーっと女子高生。永遠の学園道中記です。小鉄大好きーー！

ああ、終わってしまった...。初期シリーズの頃は学生だった。連載が途切れている間に、結婚、出産。子育てが一段落した頃に新シリーズがあることを知り、追いかけてきました。最後はどんちゃん騒ぎのお祭り騒ぎ。とっても｢やじきた｣らしい終わり方。楽しかったよ、やじさん、きたさん。ありがとね！

やじきた学園は知っていますが、続編があるのは知りませんでした。はっきり言うと、続編を知ってるからつい呼んでしまいますが、この作品だけ単体としてみると、ごちゃごちゃしててイマイチですね。

長く続くうちにだんだんオカルト方面に進んできたように感じます。四神拳（と勝手にまとめますが）を持ち出したからにはこのような展開になるべきなのでしょうが、シリーズ初めの頃の時代劇パロディ（単純な性格でとくに理由もなく暴れてしまう主人公や時代がかった口調、学生間の身分差等）のような味わいが薄れてきているのは残念です。